ミニオープンキャンパスを行いました

3月13日に、現高校2年生を対象としたミニオープンキャンパスを開きました。この時期にオープンキャンパスを開催するのは初めてです。コロナ対策として、人数を絞っての開催となりました。

今回はミニオープンキャンパスのため模擬授業や入試説明ではなく、学生たちが保育のあそび体験をいろいろと披露しました。

前日に卒業式を終えたばかりの2年生も、高校生たちに学校の様子を伝えようと進んで参加してくれました。コロナ対策のため全員での合唱は控えますが、少しでも皆で楽しめるよう手あそびの手順を紹介して歌います。

こちらは自作の大型紙芝居です。失敗をしながら初めての料理を成功させるくまくんの様子が色鮮やかに描かれています。

1年生2人は、自作のエプロン型シアターを披露しました。
保坂友里菜さんの作品は、ワニのオリジナルストーリーです。ワニを主人公にしたのは、口を開けたときに歯がよく見えるので、虫歯ができて歯磨きをするシーンをわかりやすく伝えられるため。歯磨きのように生活に関わる内容だと、保育の現場で役立つことがよくあるというアドバイスを先生から受け、ストーリーを決めたそうです。

ワニがりんごやおにぎりを食べた場面を表現するために、口の中にポケットを作っておき、次々にしまい込める仕掛けもありました。

山田早希さんは、「赤ずきんちゃん」のエプロン型シアターを披露しました。
これまで同級生相手に一度披露した経験しかなく、今回とても緊張したそうですが、丁寧に縫った赤ずきんちゃんや、手にはめてパペットとして動かせるオオカミのパーツなどを使って一生懸命表現しました。

工夫したのは、オオカミのお腹にチャックを付けて、赤ずきんちゃんやおばあさんを飲み込んだように見せたところだそうです。

キラキラしたウロコを持つ魚の心の成長を描いたパネル型シアターは、2年生2人が披露しました。「にじいろのさかな」という絵本を題材にしています。

また、急遽、高校生たちに伝えたいことを一言ずつ述べる場面もありました。
「少人数制なので、皆が仲良くできて雰囲気がいい」、「入学当初はピアノが全く弾けなくて楽譜も読めない状態だったが、レベル別の授業によってかなり弾けるようになった」、「人前に出て発表するのが嫌で保育の道を考え直したこともあったが、学生委員長になってイベントなどで経験を重ねたことで人前に立つことに慣れた」といった話が出ました。

キャンパスツアーでは、学生が先導していろいろな教室を巡りました。

スポーツファシリティールームで体育の選択授業のダンスを行ったことなど、自分の体験を交えてどんな風に使われているかも紹介します。

在学生トークコーナーとして、学生が高校生や保護者の方々の質問に答える時間もありました。

トークコーナーは少人数で行ったため、気楽にいろいろな質問がとび出す雰囲気だったようです。

こうしてミニオープンキャンパスは終わりましたが、今年も5月以降にオープンキャンパスを予定しています。皆さんのお越しをお待ちしています!

山梨市民会館で卒業式を挙行しました

万力公園にある山梨市民会館で3月12日に卒業式を挙行しました。本学のキャンパスが山梨市に移転してから初めてとなる卒業式です。

卒業を迎える学生たちが袴姿に身を包み、晴れの舞台に臨みました。今年は新型コロナウイルスの影響により成人式が中止になった地域が多かったため、和装で行事に参加するのはこれが初めてという学生もいます。

それぞれ好きな色柄の着物を選び、朝から着付けにヘアメイクにと忙しく身なりを整えてきた学生たち。祖母に着付けをしてもらったという人や、髪飾りにする花を自分でドライフラワーにして用意したという人もいます。

式は、在校生による校旗入場に始まりました。

卒業する学生全員の名前が読み上げられ、学生たちは起立し身を正します。

今年はコロナ対策として、登壇して卒業証書を受け取るのは代表者のみです。学業での功績やジェネリック・スキルを磨いたことを称える表彰も行われました。

石井副学長の式辞では、祝いの言葉とともに、人は皆一人で生きているのではないこと、健康で過ごせることの尊さといったことが自身の経験談を交えて語られました。

各方面から寄せられた祝電の披露があり、在校生代表が先輩たちとの思い出を偲ぶ送辞を述べました。

続いて、2年生の神和絹さんが壇上で答辞を述べました。1年次は山梨市キャンパス一期生として学生生活を送り、2年次にはコロナ禍に見舞われて通常とは異なる状況だったことを振り返り、その中で互いに協力し試行錯誤してイベントを成功させた力を今後に生かしていきたいとの思いを語りました。

コロナ対策のため、大きな声で校歌斉唱ができなかったのが少し寂しかったという感想もありましたが、旋律とともにさまざまな思いがよぎるひとときとなりました。

式終了後、互いに撮影し合ったり、参列したご家族に写真を撮ってもらう学生たち。

皆とても晴れやかな顔です。2年間、友達と仲良く楽しく過ごすことができたという声ばかりが聞かれました。
今後、全員がそれぞれの舞台で思い切り活躍されますように!!

 

 

 

紅葉祭3日目を開催しました

例年、3日連続で行っている紅葉祭。昨年はコロナの影響で2日間のみの実施だったことから、年をまたいで持ち越されていた最終日のプログラムを19日に実施しました。

まずはゼミごとに6グループに分かれ、それぞれの教室で飾り付けに励みます。

かわいい風船がいっぱい。準備も楽しい時間ですね。

さあ、始まりました。今回も教室同士をリモートで繋ぎます。時間を分けて、交代でそれぞれの教室の出し物を見て廻ることができます。

バルーンアートを作って遊ぶことができる教室。互いに教え合ってプードル作りに挑戦したり、好きな色を複数使って花を作ったりして楽しみます。

撮影にぴったりな風船スポットも素敵です!

”インスタ映え”スポットを作ったグループは他にもあります。

ピンク系のデコレーションもかわいいですね。

後ろから回り込み、腰掛けられるようにした月が力作です!

こちらは、わなげ遊びができる教室です。

10点、50点、100点と場所ごとにポイントが決まっています。全てのポイントに入れるのはなかなか難しい?!

ケーキやドリンク券などのプレゼントを担当が準備済み。参加者は、ポイントに応じたプレゼントがもらえます。

1階では色水を入れたペットボトルを倒すボーリングが行われていました。かなり強い力でボールを投げる必要があります!

風船を投げてパチリ。広い空間を風船だらけにするのは面白いですね。

「楽しむときは、楽しまなきゃ」と2年生。「1年生のときは全員が1箇所に集まって、ゼミごとにダンスや劇などを披露し合いましたが、それぞれの教室を少人数でまわるスタイルもこれはこれでいいと思いました」「密にならないように時間的にもゆとりがあって、どの時間も楽しめる」といった意見がありました。

この教室では、プラ板づくりを行っています。

専用のプラスチック製の板に下絵を書いて準備しておき、色を塗ってもらいます。

色を塗り終えたプラスチックの板をアルミホイルの上に乗せ、オーブントースターで2分ほど焼くと・・・。

 

きゅっと縮まって1/4ほどのサイズになります。穴にチェーンをつければ、キーホルダーの完成! 思い出のアイテムになりそうです。

こちらは駄菓子商店のグループ。じゃんけんをすると専用の”お金”がもらえる仕組みです。

”百円札”に描かれた先生の似顔絵が秀逸です!

教室に入ると懐かしい駄菓子がいろいろと並んでいます。

どの紐がどのお菓子かな? 子ども心に戻って楽しみます。

県内の5つの店舗にご来校いただき、駐車場に出店していただきました。今年は一般客を呼ぶことができないのが残念でしたが、青空の下でお祭り気分を味わうことができました。

ホットサンドイッチにクレープ、ホットチョコレート・・・どれにしようかな?

丼ものも美味しいです!売れ行きが良く、急遽、新たに品物を運び入れる姿もありました。

男性陣も楽しんでいます!

「感染症対策を考え、出店をお願いできるかぎりぎまで検討していました。開催日や時間帯の変更が直前まであったのですが、どのお店も都合をつけて来て下さり、「せっかくだから楽しもうね」と言っていただいて、本当に嬉しかったです」と実行委員メンバー。

社会福祉法人八ヶ岳名水会からは、本学の卒業生がスタッフとして来てくれました。先輩に仕事のことや就職活動について質問し、「普段聞けないような話をゆっくり聞くことができて、ためになった」という学生もいました。

午後は各教室に集合し、リモートによるビンゴ大会で盛り上がります。

ビンゴになった人は、抽選会場であるパソコン室へ。何が当たるでしょう?

たこ焼器、靴下、エプロンなど景品はさまざまです。

特大のビーズソファーが当たってびっくり!

また、日本学生支援機構の「新型コロナウイルス感染症対策助成事業」により、各大学に「新型コロナウイルス感染症対策に係る寄附金」が配布されるとの発表がありました。
有志の企業や個人からの寄付により、学生一人につき4,000円が支給されるということで、代表者に目録が手渡されました。

寄附金は、学生生活を送るための食費や、教材、図書券購入費として活用できるということです。ありがたいですね!

最後に、ジェネリック・スキルのスタンプカード抽選会が行われました。
ジェネリック・スキルとは、社会生活に必要な挨拶や礼儀、積極性などの基礎能力のことです。ジェネリック・スキルを磨いた学生に先生方から随時スタンプが贈られ、スタンプが10個集まるとスタンプカードを提出BOXに入れることができます。

誰のカードが引かれるでしょう?選ばれるのは各学年4名ずつです。
もちろん、入れたカードが多い人ほど当たる確率が高くなります。

当選した8名。おめでとうございます!各人にギフトカード5,000円分が贈られました。

当選した2年生の鈴木空さん。イベントの実行委員の仕事に励むなどして8枚ほどのスタンプカードを入れていたそうで、「今年は当選できた!」と喜んでいました。
「昨年度は小淵沢キャンパスと山梨市キャンパスに分かれてスタートし、今年度はコロナの状況がありましたが、こうして学園祭を楽しむことができました。今回、1年生が自ら質問してきてくれて、一緒にイベントを作りあげられたのが良かったです。この経験を生かして来年はさらにいいイベントができるのではないでしょうか」と話していました。

 

 

 

「知事と語る やまなしづくり」に参加しました

10月27日(火)に防災新館オープンスクエアで行われた第2回「知事と語る やまなしづくり」に、本学の2年生1名が参加しました。

「知事と語る やまなしづくり」は、「県民一人ひとりが豊かさを実感できるやまなし」の実現に向けて、県民と長崎知事が対話をする場です。

今回のテーマは「子どもを主役とした保育の提供」。
県内の保育関係者、保育者養成校の教員・学生の皆さんが集まり、意見を交換しました。

この模様は山梨県のホームページのほか、県の広報誌でもご覧いただけます。
○「知事と語る やまなしづくり」(山梨県ホームページ)
https://www.pref.yamanashi.jp/chiji/dekigoto/0210/27_1.html

○山梨県広報誌「ふれあい」vol.67(山梨県ホームページ)
https://www.pref.yamanashi.jp/koucho/fureai.html

第50回紅葉祭を開催しました

11月12日、13日に、第50回目の紅葉祭を実施しました。
今年はコロナの影響を踏まえ、例年3日間開催している学園祭を2日間に短縮。一般客や園児たちの招待は控え、リモートでの催しを中心に工夫して行いました。
今年集合型で学園祭を開くのは、県内の大学では初めてだそうです。

ゼミごとに1、2年生混合の6グループに分かれ、複数の教室をリモートで繋ぎます。
初日のお楽しみ会では、心理テストや山手線ゲームなどを開催。ウインクを武器とするウインクキラーというゲームが盛り上がったという意見もありました。

実行委員会のメンバーが各教室をまわって、状況を確認します。
実行委員長の大堀有加さん(写真左から2番目)は、「うちの学校は少人数制なので、感染予防対策をしながら授業を学校でできているし、紅葉祭を開催できたのが何より嬉しいです。私が実行委員長になったのは、皆で何かを作り上げる経験を楽しみたいと思ったためです。写真を撮るのも楽しいです! 2年生は実習を経験して皆をまとめる自主性がついてきたように感じます」とのことです。

2日目は、1年生が保育技術研究の授業の成果を発表します。そのうちの一つは、絵本の読み聞かせを披露するグループです。

手遊びからスタート。皆きれいに揃っています!

読み聞かせの披露を去年経験している2年生の前で発表するのは緊張しますが、一生懸命行いました。

カラフルな手袋や紙人形を使ってフィンガーアクションをするグループもあります。

連弾など音楽を多用した発表も素敵です。

朗読音楽劇は、大型絵本の題材をもとに、ピアノ伴奏や人形の動きを取り入れたもの。

浮き輪を使ったレインボーダンスは、見た目にも華やかです。

こちらはパネル型シアターを披露したメンバーです。終わった後は、一人ひとり反省点を述べて、さらに良い発表を目指します。

赤ずきんちゃんのマリオネット劇では、手作りした人形を巧みに操ります。観劇していた2年生から、人形の操り方がよかったとの感想が出ました。

着ぐるみを着て演じるシーンもあります。可愛らしいダンスも披露しました。

午後はゼミごとに各教室へ。2年生が1年生に手遊びを教える教室もありました。

2年生は、それぞれいろいろな手遊びを暗記しているようです。

1年生たちもそれに応えてやってみます。

次はゲームの時間。実行委員が前日に仕込んでおいたクイズを解こうと、校舎内のいろいろな場所に探しに行きます。

ここでも感染症予防対策はしっかりと。

クイズ問題のフリップは見つかりましたが、内容がなかなか難しいようです。

実行委員が各教室に待機して、進行を支えています。

1階には隠されたクイズがあるかな? 1、2年混合のグループで動くので、話したことがなかった人と仲良く慣れたという意見もありました。

クイズに解答できたグループは、それぞれクジをひくことができます。さあ中身は?

クジには1、2、3の番号が書いてあります。後に番号に応じてプレゼントがもらえるそうです。

一番いい番号を引いた!と喜んでいる学生も。

最後はリモートでの挨拶で締め括ります。学生委員長の神和絹さん(写真中央)は、「自分が成長できればいいと思って紅葉祭の運営に取り組みました。不安はありましたが、1年生も含めて協力してくれて無事終わることができました!」と楽しそうに話していました。
学園祭の内容の続きとクリスマス会の内容を兼ねて、年明けにイベントを開催する予定だそうです。

1年生の実行委員メンバー。来年は実行委員主要メンバーとして活躍してくれるでしょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

学生が「Uバク絵本のユメ公園2020」に参加しました

10月11日(日)、テレビ山梨主催の「Uバク絵本のユメ公園2020」に本学の学生が参加しました。

幸いなことに台風の影響もなく、快晴に恵まれたイベントとなりました。

学生も朝から舞台の設営や発表の準備を行います。

舞台に出演する学生、裏方スタッフとして動く学生、皆で協力して「シンデレラ」のステージ発表に取り組みました。

13:00からは工作のワークショップにも参加しました。

クリアファイルを使った動物フェイスシールドを作ります!

工作の前に参加者の皆さんと手遊びも。


新型コロナウイルス感染症の影響で子どもたちと交流する機会が少ないなかでの「Uバク絵本のユメ公園2020」の開催。
参加した学生たちは「準備は大変だったけど、たくさんの方に見てもらえてよかった」「参加してくれた子どもたちがとてもかわいかった!」と充実した一日を過ごしました。

ステージをご覧いただいた皆さま、工作ワークショップにご参加くださった皆さま、当日はありがとうございました。

NEAL資格講座で「かのがわ古道」巡り

自然体験活動指導者(NEAL)資格取得講座が2日間に渡って開かれました。
1年生全員を対象とした講座で、講師はNPO法人国際自然大学校よりお招きした鷲田先生です。
初日は、幼児期の自然体験活動の必要性やリスクマネジメントについての講義が行われました。

例年は、2日目に野外で料理体験をするのですが、今年は新型コロナウイルスの影響で近くのバーベキュー場が閉鎖されているため、今年は山梨市の古道巡りを通じて野外活動を体験します。
まずは、地元の道の歴史的背景を学ぼうと、山梨の主要な街道について逸話を交えながらの説明を聞きました。

特製マップをバインダーに挟み、8班に分かれて「かのがわ古道」へ向かいます。
短大から歩いて行ける距離ですが、山梨市駅の南側で短大とは逆側になるため、訪れるのが初めてという学生がほとんどのようです。

かのがわ古道は、民家脇に水路が流れる静かな小道。彼岸花などの季節感溢れる植物も見られます。
鷲田先生がチェックポイントとしている石像や石組みは見つかるでしょうか。

道沿いに、村の守り神として300年以上前から祀られているという道祖神がありました。

続いて、お地蔵さんも発見。それぞれに特徴があり、案内板により歴史がわかります。


800mほどの生活道路に、お地蔵さんや観音像、昔の遺構がこれほど集まっているのは、全国的に見ても珍しいそうです。

丸い石をそのまま祀る丸石信仰は、山梨と長野のみに見られる信仰とのこと。丸石は、富士山が噴火したときの石との説もあるそうです。

三面に地蔵が彫られた六地蔵も発見。皆でポーズ!

山梨市らしい葡萄棚の風景もあり、のどかです。

 

近くに保育園があり、運動会の練習をしていました。子どもたちを見かけると「かわいい!」と手を振って離れ難くなります。

水車が現役で動いている「かのがわ広場」が折り返し地点です。

自然石を敷き詰めて降雨時の土砂の流亡を防ぎ、その見かけから「亀腹」と呼ばれた場所もありました。

 

かつて洗い場として使われていた「川端」について、鷲田先生が説明します。実は鷲田先生は市のボランティアスタッフとともに事前にこの古道を歩き、知識を深めたのだそうです。

学生たちが楽しめる仕掛けを、と鷲田先生が用意していたクイズ問題もあり、学生たちは相談しながら答えを書き入れていました。

随所に見られる現在地マップ。かのがわ古道は、昭和初期の風景を復活させようと地元住民と市が協働して整備を進めた道で、国土交通大臣賞も受賞しているそうです。

短大に戻り、古道巡りの感想を互いにシェアします。民家の庭先のニワトリに注目していた学生や、普段あまり話さなかった友達とも仲良くなれたという学生もいました。

黒江 文(あや)さん(写真)は、「結構最初の方からポイントがあったことがわかり、もっとよく見ているんだったと思いました。子どもたちと一緒にやるなら、水車など簡単に見つけられるものをポイントにすると楽しそうです」と話していました。

古道クイズの答え合わせを行った後は、改めて、幼児の自然保育を念頭に置いた講義です。トイレの場所の確認など事前準備は重要で、幼児に一度にたくさんのことを伝えると忘れてしまうので、少しずつ伝えるといった注意点もあります。

山梨県内で行われている自然保育の事例も紹介されました。季節に応じて稲作体験をしたり、自然の中で創作活動をしたりとその内容はさまざまで、自然の中でのひとときはその後の人生に影響を与える「原体験」となることが多いようです。

鷲田先生が実際に行った自然保育の様子をスライドショーで観賞し、子どもたちがどんな風に生き生きと遊んでいたかについて聞く時間もありました。

実際の活動には細かな活動計画が必要になるということで、活動の目的を意識した計画づくりについても考えます。

最後に、自然体験活動指導者(NEAL)資格の試験が行われ、2日間特別講座の締め括りとなりました。

今年初の来場型オープンキャンパスを行いました

8月22日に山梨市キャンパスでオープンキャンパスを開催しました。
5月、6月、7月のオープンキャンパスは新型コロナウイルスの感染防止策としてオンラインで行ったため、来場型としては今年初めての開催です。


2年生はピンク、1年生はグリーンのTシャツを着てお出迎えです。来場者は受験学年の方と保護者(1名ずつ)です。午前と午後の部に分けて完全入れ替え制とし、人数制限も設けました。人数制限から漏れてしまった方や受験学年以外の方には、午後の部の教室の模様をライブ配信で見ていただきます。

検温やアルコール消毒などにご協力いただき、新型コロナウイルス感染症拡大防止に配慮しながら順に会場にご案内しました。

参加者には、キャンパスガイドや募集要項などを入れたオリジナルファイルバッグをお渡ししました。バッグは切り取ってクリアファイルとしても使える仕様です。

石井副学長の挨拶では、本学は少人数制で一人ひとりを大切にする教育を行っていること、社会性の基礎となる人間性を鍛える教育を行なっていることなどが語られました。

続いて、今回は川村先生による模擬授業です。「子どもの食と栄養」と題する授業で、朝ごはんをテーマにした内容です。自分自身について振り返るために、朝ごはんアンケートに記入する時間もありました。皆さんは毎朝、朝ごはんを食べていますか?

朝ごはんには、頭や体のエネルギーを補給し、体温を上げて体を目覚めさせ、体内時計をリセットするといった働きがあります。

本学に入学後、保育者として子どもとかかわる際に必要な知識などを学ぶのですが、模擬授業はその入門編といった内容で行われました。

休憩を挟み、2グループに分かれてキャンパスツアーと大学説明会を交互に行いました。
1年生の幡野まりさんはキャンパスツアーを引率し、「初めてのことで緊張しました!」とのこと。以前から人前に立つことへの苦手意識を克服しようという思いがあり、何を話すかを前々日から考えて、先生の案を元に自分なりに書き出していたそうです。


「私の姉もこの学校の卒業生で、今保育士として働いています。姉に聞いていたとおり、先生方が親身になっていろいろな相談に乗ってくれるのがありがたいです。コロナの影響で学外研修がなくなったのが残念ですが、この前、自然観察の授業で万力公園に行ったのが楽しかったです。実際に子どもたちと自然遊びをするのが楽しみです」と話していました。

2年生の古明地春佳さんは、「今回のオープンキャンパスは、コロナの影響で、高校生が楽しめるウェルカムシアターがカットされてしまった」と言い、短時間ながらできるだけ楽しんでほしいという思いを込め、キャンパスツアーの一環として笑顔で手遊びを披露していました。
暑い中マスクやフェイスシールドをするのは大変ですが、「感染予防のためには当然のことだと思います。学生もみんな後期も登校して授業を受けたいと思っているので、引き続き感染予防に努めます」との意見がありました。

学生ホールには、学生等が手作りした子ども向けのアイテムが展示されていました。1年生と2年生がペアになり、大型絵本の読み聞かせを披露しました。

2年生の原汐里さんは、「私が高校生のときは、先生との距離が近いことや、ピアノの演奏に自信がなくてもマンツーマンで教えてもらえることなどを、オープンキャンパスで在学生に聞きました。今日は高校生と直接話せる機会がありませんが、ぜひ皆さんに入学してほしいです」と話していました。

学生が作った指人形を見せているのは、1年生の湯舟愛莉さんです。「コロナの影響で今年は入学式がなく、6月に初めて学校に来た時点では知らない人ばかりでしたが、友達ができて、今では友達と話せることが一番楽しいです」と、イレギュラーな年の学生生活を楽しんでいるようでした。

大学説明会では、大学生活や入試の説明のほか、来年度からスタートする本学独自の奨学金制度”Freshmanシリーズ”をはじめとするライフサポートについての説明がありました。

来場者を絞ったオープンキャンパスでしたが、楽しんでもらえたでしょうか。
今回、多数のお申込みをいただいた状況を踏まえ、急遽8月27日〜30日にオンライン及び来場型の個別相談会を開催することになりました。詳細と申込みはこちらから。オープンキャンパスに来られなかった方もぜひご参加ください。

 

 

2019年度卒業生の皆さんへ

卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。
3月13日に予定しておりました卒業式は、新型コロナウィルスの感染拡大によりによりやむなく中止せざるを得ませんでした。皆さん方をはじめ、これまで皆さん方の成長を陰に陽に支えてきたご家族、保護者の方々も、皆さん方の人生の門出である卒業式がなくなってしまったことをさぞ残念に思っていらっしゃることと思います。

本来であれば、来賓や在校生も出席し、冲永学長から卒業生一人ひとりに学位記、免許状が授与されることになっておりました。近くで2年間一緒に過ごしてきたわれわれ教職員一同も、こぞって皆さん方の旅立ちをお祝いしたいと思っておりました。本年度の卒業生にこのような機会が失われたことはまことに残念であり、また申し訳ない気持ちでいっぱいです。

さて、本年度2年生在籍48名は全員無事卒業できました。一部成績が遅れた人についても、担当教員から合格の連絡がありました。「みんなよくやった!」と心から晴れ晴れとした気持ちになりました。みんな一緒に卒業です。本当におめでとう。

帝京学園短期大学は、1967年に小淵沢に設立され、53年が経ちました。ご存じのように、あなた方の卒業をもって小淵沢の校舎は閉鎖することになります。あなた方は小淵沢校舎最後の卒業生です。記念すべき最後の卒業生の人生に「幸多かれ」と願わずにはおれません。

保育者の道を進まれる方も、それ以外の道に進まれる方も、それぞれの職場でいい上司に恵まれ、いい環境に恵まれ、持てる力を存分に発揮してくれることを願っています。

最後にひとつだけはなむけの言葉を贈らせてください。「幸せとは親切の総和」という言葉です。自分の幸せを追い求めるのではなく、人に親切にした人が、幸せであるということです。あなた方は、これから出会う子どもたちにも、周りの人にも温かく、親切に接してください。そうすれば、みんなから慕われる幸せな人生が待っているはずです。遠くからあなた方の人生が、幸せなものであることを祈っています。

これからは後輩が学ぶ山梨市キャンパスがあなた方の母校になります。幸せなときでも、また不運なときでも、機会があるときにはいつでも立ち寄ってください。

くれぐれも身体を大切に。これからの人生、さまざまな喜び悲しみが待ち受けているだろうと思います。そんなときは小淵沢の古い校舎を思い出し、友の顔思い出し、ときにはわれわれ教職員のことも思い出して、苦難を乗り越えていってください。

「がんばれ!帝京学園短期大学卒業生!」

令和2年3月23日
帝京学園短期大学 副学長 石井秀夫

紅葉祭3日目、出店や仮装大会も大成功

 

紅葉祭3日目は、一般公開日です。山梨県内の飲食店などに実行委員が事前にお願いしており、数店舗に出店していただきました。

 

クレープやパンなどの軽食、タピオカやスムージーなどのドリンク類を求めて行列ができました。

どれも美味しい!卒業生が売る野菜やお土産品なども大好評でした。

バルーンアートは学生が製作!子どもたちに楽しんでもらいます。

遊び道具があると、子どもとの交流がとてもスムーズになります。

卒業生たちも来校し、学生時代の仲間や先生方と語り合っていました。

校舎内では、学生たちが持ち寄った品でフリーマーケットを開催。写真よりももっと多くの品がありました!

売れた品の値札がこんなにたくさん!

食育おりがみやエプロンなど保育科らしい展示もありました。

「いないいないばあ」と動きをつけられる人形や、音が鳴るおもちゃなど、幼児の成長に役立つことを意識して、楽しみながら作ったものです。

大型紙芝居や保育にまつわる研究発表の展示室も。

今年初めての試みとして、仮装大会も行われました。ゼミごとにシンデレラのワンシーンを表現。ただし、かわいそうな姿のシンデレラです。それぞれにこだわりのある手作りドレス。ボロボロなのに魅力的なのは誰でしょう?

2年生が小淵沢の校歌を合唱し、卒業生が開学50年のあゆみをスライドで紹介して、これまでの歴史をふりかえりました。

最後に実行委員や学生委員へのねぎらいの拍手が送られました。例年とは異なる3日間の開催で、新しい取り組みもあり、うまくいくかと心配も多かったと思いますが無事大成功に終わりました!