エプロンシアター発表会

一年生の教育実習の授業で、エプロンシアターの制作発表会が行われました。
自作のエプロンを舞台に見立てて、マスコットを出したり貼り付けたりしながら、子どもたちにお話を聞かせる練習をします。

   

 

 

 

ストーリーは、「おおきなかぶ」のような昔話から、数種の絵本を参考に自作した恐竜物語、食育につながるお話など、一人一人異なります。

人前で発表をするのは全員これが初めて。緊張を隠しながら、覚えてきたお話を順に披露しました。

それぞれの良かった点、こうしたらもっと良くなるという点を書いて渡し合い、今後に生かすために各自ファイルにまとめて提出します。

発表そのものは、回数を重ねれば重ねるほど誰でもうまくなるそうです。
また、マスコットの縫い目を修正したり、キャラクターを増やしたりと、エプロンのクオリティーをより高める方法がいろいろあるとのこと。担当の川村先生は裁縫が大得意ということで、早速アドバイスをもらう学生もいました。

川村先生は、今後、模擬授業、そして幼稚園での実習へと学びの段階が進むことを見据え、「このように授業の課題を一つ一つクリアしていくことが自信につながっていきます」と話していました。

地域ベース講座が開かれました-男性保育士の視点から

10月21日に大学コンソーシアムやまなし 県民コミュニティーカレッジ 地域ベース講座2017が、帝京学園短期大学で行われました。
地域ベース講座2017は、山梨県内の11の大学・短期大学で県民向けに開かれている講座で、本学の今年のテーマは「いっしょに考えよう!子どもが暮らしやすいまち」でした。
最終回となる5回目の今回は、気軽な雰囲気で語り合う目的から、教室ではなく学内のカフェスペース「ココウス」が会場となりました。

この日の講師は、本学の卒業生で、ろう学校の教師として働いた経験もある清水健先生。男性の参加者が多い日だったため、特に「男性保育士」という立場に焦点を当て、実状や求められていることなどが話題となりました。

昔に比べると男性の保育士が働く保育園や幼稚園が増え、マンガやドラマなどにも度々男性保育士が登場します。しかし、まだまだ女性の職場というイメージが強く、男性職員は同僚と話し合うなどして日頃から誤解を生まないよう努力するという面があるようです。

女性の方が偏見を持たれる職場がよくある世の中で、保育の職場では立場が真逆というのが興味深い、という女性目線の意見もありました。

参加者の一人、河本大輔さんは、本学の卒業生で15年前から甲府の保育園に勤務しているということで実体験や思いを語ってくれました。
子どもたちが近所で遊ぶことが少なくなった今の時代、保育園は、子どもにとって多くの時間を過ごす場所。そこには「父親代わり」のような存在も必要ではと感じていて、子どもたちを引っ張っていくリーダーシップや、抱っこやおんぶなど体を使った遊びがよく求められるようです。

また、大事な時に必要なことをビシッと低い声で伝えるのも、男性が得意とするところではといい、「伝わるかな〜?くらいだと子どもに見透かされるので、一言も漏らさず伝えたい!という強い思いを持って話すことが聞いてもらうために必要」と、いう男女問わず参考になる話も出ました。

「実習に行ったとき、男性の先生が話すと子どもたち全員が注目していて、いいなと感じた」という本学の2年生の小林亮太さん。実習前は大変緊張して男性としてどこまで行動していいのか迷いもあったようですが、実習の終わりには子どもたちと別れるのが寂しく、やはりいい仕事だと感じたそうです。

同じく本学で学んでいる内藤風雅さんは、自分が幼少期にお世話になった男性保育士が、優しくてサッカーができてカッコいいという憧れがあったからこそ、自分も同じ道を目指すようになったということです。

女性の先生は気配りや細やかさといった点が優れていると言いますが、災害などの異常時に頼りにされるのはやはり男性。どの職場にも言えることかもしれませんが、いざという時のために日頃から互いの信頼関係を築くことは大切なようです。

普段の生活の中でも、今の時代にどんなことが必要なのか意識を向けていることが必要と清水先生が話していました。

 

沐浴の授業が行われました

 

10月3日に帝京学園短期大学1号館で沐浴の授業が行われました。
保育士になると、時には赤ちゃんをお風呂に入れる必要も出てきます。

そんな時に困らないよう、先生の説明を聞き、赤ちゃんの人形を使って学生全員が沐浴の練習をします。

耳の後ろなど細かいところも丁寧に優しく洗い、ぬるま湯を使って全身を流してあげます。

もちろん、男子学生も一生懸命取り組みます! オムツや洋服を事前に用意しておき、着せてあげるところまで行いました。

お人形を利用して行う授業は、想像力がより刺激されます。
「実際これを毎日やるのかな」「口を塞いでしまったかも」「案外難しい!」
いろいろな感想がありました。いい保育士になれるよう、皆頑張っています。