高等教育の修学支援新制度の対象機関に認定されました

帝京学園短期大学は、文部科学省から高等教育の修学支援新制度の対象機関として認定を受けました。

対象機関は文部科学省のホームページで一覧が公表されています。
○高等教育の修学支援新制度の対象機関
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/hutankeigen/1420041.htm

2020年4月より、対象の学生が受けられる支援は次の2つです。
①入学金・授業料の免除または減免
②給付型奨学金(返還不要の奨学金)

現在高校3年生の方は、高校内での申請期間は終了していますが、進学後も申込むことができます。
また、浪人している方も、高校を卒業してから2年の間に進学すれば支援を受けられます。

支援の金額については個人によって異なりますので、下記ホームページでご確認ください。
○高等教育の修学支援新制度(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/hutankeigen/index.htm

実習園での指導を想定した保育の表現技術(体育)の授業

井上先生による保育の表現技術(体育)の集中講義があり、小淵沢キャンパスの体育館に1年生が集合しました。

保育者になった場面を想定し、保育者役の学生が一人ずつ順番に子ども役の学生たちを相手に運動あそびを指導します。

学生はそれぞれ事前に指導案を書いてどんなあそびにするか考えていますが、うまくルールの説明ができるか実際にやってみることが大切です。模擬授業のでの失敗は貴重な経験になります。

ただ楽しいだけでなく、2人組みになっての押し相撲を導入とし、遊びを通じて子どもたちが全身を使う、仲間と協力することの大切さを学ぶ、といった「ねらい」に合わせた展開を考え、それが達成されたかをまとめとして評価していきます。

皆の前に出て大きな声で説明するには慣れも必要です。じゃんけんにさまざまな方法を取り入れた学生もいました。

全員がルールを理解し、集中して遊べているか目を配ります。場の雰囲気は、先生の声がけにより変化するそうです。

あそびのひとつには必ず何か教材を取り入れることになっており、新聞紙でボールを作って持ってきた学生もいました。

ボールを回し終わったら手をつないで寝転びましょう! どのチームが一番でしょうか?小さな子どもたちが飽きないようにする工夫が感じられます。

ボールをお腹に挟んで2人組で走る競争や、いつも行っているドッチボールのルールを変えた学生もいました。

野菜好きになってもらえるよう食育も考え、ピーマンやニンジンを描いた大きなカードをたくさん用意し、チームごとにカードめくりゲームを行いました。子どもたちが実際に行なっても盛り上がることでしょう!

最後に、この授業で保育者役を行なった学生たちが前に出て一言ずつ反省を述べました。もたついてしまったところや、説明の仕方を再考したいといった意見がありました。
さらに、井上先生からの講評や、学生同士がそれそれの運動あそびに対して感じた意見を書く時間もあり、全員で切磋琢磨しながら保育者としての力をつけるために励んでいます。

NEAL資格講座で野外料理体験

1年生を対象とした自然体験活動指導者(NEAL)資格取得講座が9月11日、12日に開かれました。
初日は幼児期の自然体験活動の必要性や効果についての講義で、講師の鷲田先生(NPO法人国際自然大学校)の体験談も含めてさまざまな話を聞き、自分たちで意見を出し合う時間もありました。

二日目は万力公園に集合し、「屋台村」と題する自然体験活動のプログラムを体験します。準備された食材や調理道具を持って、火を起こせるエリアに移動しました。

まずは熱中症対策や防虫対策、そして包丁などの扱いなど、自然の中での料理の際に注意するべき点について考えます。
また、子どもたちに自然体験活動の意義を伝えるには、まず自分たちが楽しさを体験することが大切。この日作るのは「吉田のうどん」「おつけだんご」「せいだのたまじ」「信玄餅」の4種で、班ごとに分担して取り掛かりました。

やってみると意外に難しいのが火起こしです。新聞につけた火が薪にうまく燃え広がるよう手持ちのファイルなどで扇ぎ、鍋の水を沸かすのにちょうどいい具合を目指します。

用意した薪が足りないようなら、周辺に落ちている木を拾ってきて折って使うなど、だんだんと自然環境の中でやっていくための行動を会得していくようです。

役割分担を決めて協力し合うことが大切です。

信玄餅用の白玉だんごをきれいに丸めることができました。皆でやると面白い!

信玄餅にかける黒蜜です。「もっととろみをつけたかった」「火のそばで風が吹くと煙が目が沁みて大変」という声もありましたが、おいしそうにできていました。

お互いの交流を深めるのも体験プログラムの目的の一つ。サポートに訪れていたNPO法人国際自然大学校の小林先生(写真右の男性)は本学の卒業生で保育者としての経験もあり、学生たちは先生の体験談に耳を傾けていました。

さて、ジャガイモはうまく炊き上がったでしょうか?
「せいだのたまじ」は上野原市の伝統料理。かつて飢饉を救った「中井清大(太)夫さん(せいだ)」の「小ぶりのジャガイモ(たまじ)」という意味だそうで、皮付きのまま味噌味で煮るのが特徴です。

水分を飛ばすまでの加減が難しいようでしたが、とてもうまくできました!

汁物を作るチームは、炊事場とかまどがあるあずま屋の下で作業しました。

火をおこして煮干しで出汁を取り、野菜を切るなどさまざまな作業があります。
腰の強い「吉田のうどん」を煮込むのに手間取りましたが、なんとか完成しました。

「おつけだんご」は大月市の郷土料理。すいとんのような水で溶いた小麦粉の団子とたっぷりの野菜が入っています。美味しい!

キャンプやバーベキューなどの自然の中での活動に慣れている学生も、そうでない学生もいますが、「大変だったけど楽しかった」という感想が多く聞かれました。子どもたちとやってみたいかという質問には皆「やってみたい!」と即答。

普段使っている道具がなく、その場にあるもので知恵を使ってやっていく必要がありますが、自然の中ならではの爽快感や充実感には特別なものがあります。

お腹いっぱい食べた後は、校舎に戻り、指導に関する講義を受けて、最後に認定試験を受けました。

オープンキャンパスとAO入試

8月24日にオープンキャンパスが開かれ、多くの高校生やご家族が山梨市キャンパスに来校しました。
初めに石井副学長の挨拶があり、「教育は人格の触れ合い」として少人数制教育の魅力に触れ、「今日は先生や学生の様子をよく見ていってください」と呼びかけました。

恒例となっているウェルカムシアターでの手遊びは、一年生が担当しました。
練習の成果が出て、野菜のオブジェを使いながら笑顔で発表することができました。

続いて2年生がパネル型シアターを披露しました。3つの色の列車にいろいろな食べ物を乗せていくという食育につながるストーリーです。

声色を変えて役を演じ分ける場面も。過日幼稚園での長い実習をやり遂げた2年生たちは、ぐっと自信がついたのか堂々と楽しそうに発表していました。

また、この日のオープンキャンパスをサポートする在学生と卒業生の自己紹介もありました。就職して1年目の先輩、9年目の先輩も足を運んでいます。

模擬授業の一つ目は、田川先生による「保育の表現技術(音楽)」です。
「ごんべさんのあかちゃん」の歌の歌詞は簡単なので、まずはピアノに合わせて全員で歌ってみます。

歌詞に合った手振りを入れ、足踏みを入れ、徐々に難しくなります。

「クシュン!」と、くしゃみのポーズも挟みます!

高校生も立ち上がり、拍手や手振りを入れながら一緒に歌ってみました。

歌を通して楽しんでいるうちに、子どもたちは自然とリズム感や表現力が備わっていきます。ただし、保育者は感覚に頼り切るのではなく、基礎となる理論も知っておくことが必要。実際の授業ではさまざまなことが学べます。

もう一つの模擬授業は、五味先生の「自然観察」です。自然物に接し「五感」を使って感じることを意識します。

もみの葉を「もみもみ」すると、どんな香り? 書き出してみると、人によって感じ方がさまざまであることが分かります。

葉っぱと色鉛筆を使ってフロッタージュ(こすり出し)もしてみます。

在学生から「授業が終わってほしくない」という声が上がるほど、毎回人気が高い自然観察の授業。まずは大人が遊び方を知って夢中になり、感受性を高めていくことが大切です。

模擬授業の後は、在学生や卒業生に何でも質問できるティータイムです。

在学生は、自分の経験を踏まえていろいろな相談に乗っていました。
男性の卒業生に対し、男性ならではの質問をしている高校生もいました。

会場には「トントンずもう」など、いくつもの手作りの遊び道具が展示してあります。

こちらは食育のパネル型シアターの発表の関連で作ったというフェルト製のお弁当セット。作り始めると夢中になり、2時間ほどで完成させたそうです。

ティータイムのほか、就職や家賃補助についてなど大学全体の説明会や個別相談会、キャンパスツアーも行われ、参加者たちはそれぞれの関心に応じて参加していました。
また、午後には今期初めてのAO入試が行われました。

写真は、2年生15名ほどが授業で栽培し、先日収穫したじゃがいもです。おいしいと評判で、たくさん採れたので今回特別に参加者におすそ分けをしました。

次回のオープンキャンパスは9月14日で、今期の最後の回です。皆さまのお越しをお待ちしています!
http://teikyo-gjc.ac.jp/admission/open.html
なお、AO入試(2回目)も同日開催します。
http://teikyo-gjc.ac.jp/admission/admission.html

 

入試情報のページを更新しました

掲載情報を2点更新しました。

オープンキャンパス
8月24日(土)に開催する第4回オープンキャンパスのタイムスケジュールを掲載しました。
今回の模擬授業は「保育の表現技術(音楽)」と「自然観察」です。
また、高校生のみなさんが模擬授業を受けている間、保護者の方向けに説明会を行う予定です。

入試情報
出願書類のダウンロードの様式2の差し替えを行いました。
第二次AO入学試験以降の日程での出願を予定されている方は、最新の様式をご利用ください。

やまなしし子どもフェスティバルに参加しました

8月3日(土)、山梨市民会館にて「第20回やまなし子どもフェスティバル~“れいわ”夏まつり~」が開催され、本学の学生がボランティアで参加しました。

快晴のなか、700名近いちびっ子たちが集まりました。
学生たちは、消火器体験、わなげ、ヨーヨーすくい、おもちゃすくいの各コーナーでスタッフとして地域の子どもたちと楽しい時間を持ちました。

そのほかにも会場には盛りだくさんのブースが開設されていました。
消防自動車やパトカーの展示もあり、さらにヴァンくんも登場するなど、あちらこちらで来場者の笑顔がはじけていました。

学生たちにとって、地域の皆様と触れ合う貴重な体験となりました。
地域の皆様、関係者の皆様、ありがとうございました。

夏期休業期間中の事務取扱いについて

夏期休業に伴い、事務取扱い時間を短縮させていただきます。

【夏期休業期間】8月13日(火)~9月16日(月)
【事務取扱時間】9:00~16:00
【業務休止日】 土・日曜日、祝日、8月9日(金)~8月18日(日)

業務休止日は事務業務を一切停止いたします。
資料請求、お問い合わせ、各種証明書の受付・発行など、お急ぎのご用件のある方はご注意ください。

8月・9月オープンキャンパス申込み受付開始(8月分終了)

8月24日(土)、9月14日(土)に開催されるオープンキャンパスの申込み受付を開始しました。
⇒お申し込みはこちらから

ご希望の回にチェックを入れてお申し込みください。(回ごとに申込みの締切が異なりますのでご注意ください。)
もちろん両方とも参加したいという方も大歓迎です。

みなさまのご参加をお待ちしております。

2019-08-23追記
8月分の申込みは締め切りました。
たくさんのお申し込みをありがとうございました。

9月分は引き続き受け付けております。

授業でマリオネットの装置製作

1年生の選択授業には、マリオネット(あやつり人形)を作って子ども向けの劇の発表を目指すクラスもあります。

全員でシンデレラの舞台に取り組んでおり、7人の登場人物を紙粘土で作っています。三井先生が造形をわかりやすく教えてくれると、学生たちは楽しみながら和気あいあいと製作しています。

「人形作りをやってみたかった」とこの授業を選択した望月愛美さん(写真手前)は、王子様の人形作りを担当。思ったより難しく、平面的になっていたところ、先生に凹凸を出すように教えてもらったそうです。男性の顔なので四角ばった感じを意識します。

顔や胴体、手足を作り終わったら、洋服作りも待っています。子どもたちに喜んでもらえるように動かせるでしょうか?

舞台の背景も自分たちで製作します。木々が立ち並ぶ森のほか、シンデレラの部屋、舞踏会のシーンで使うお城のホールも描きます。

下絵から担当している神田咲蘭さん。元々絵が好きで、インターネットで探した絵柄が気に入ってできるだけそのままの形を描きたいと思ったそうです。

お城のきらびやかな感じを出そうと、金色や華やかな赤、青など思い思いの色を使って着色します。筆の柄の部分も使って、細かい部分に取り組んでいました。

今年の11月の学園祭は、初の山梨市キャンパスでの開催を予定しています。学園祭でのマリオネット劇の発表に向け、もうひと頑張りですね!