3日間の紅葉祭を楽しみました

54回目となる紅葉祭(学園祭)が開催されました。
1日目は保育技術の発表会やビンゴ大会を行い、カラオケ大会ではペンライトを振って全員で盛り上がりました。

2日目は近隣の8つの幼稚園・保育園の園児たちを招いて保育技術研究の成果を披露。「緊張した」との声もありましたが、どの発表も楽しんでもらうことができました。
また、宝探しゲームも行い、1年生と2年生の混合チームで大いに盛り上がりました。

3日目は一般公開日で、ゼミごとの出展を各教室で展開しました。男子学生の活躍もあり、大がかりな展示物がいくつもありました。

なぞなぞの出し方にも工夫を凝らしています。前々から準備に取り掛かり、たくさんの問題を用意して飾り付けにも力を入れました。

ボールを的に当てるゲームや年齢毎のなぞなぞ、影あてクイズなどを組み合わせて総合点を競うゼミも。

お化け屋敷では「怖い!」の声が。道の構造を造るのに一番苦労したそうです。

手づくりのガチャガチャから出てくるカプセルには、ちょっとした指令が書かれた紙が入っています。一般客に楽しんでもらうと同時に、自分たちも楽しめる仕掛けが用意されていました。

卒業生も遊びに来てくれました。頑張って作ったものを小さな子どもたちに喜んでもらって感激!

「おおきなかぶ」の人形劇を発表しました。効果音を駆使し、観客を巻き込んで楽しめるように構成しており、見ている子どもたちが歓声をあげていました。

発表を終え、「練習のときとは違い、子どもたちに反応をもらいながら演じられるのはものすごく嬉しい」、「小さな子は思った以上にリアクションをしてくれたけれど、大きくなった子は恥ずかしがることがあるのでより楽しんでもらえるように考えたい」「将来子どもたちが劇を発表をするときアドバイスできるようになりたい」などと更なる意欲を燃やしていました。

高校生たちによるダンス発表の後、「不思議の国のアリス」の人形劇が行われました。観客全員に折り紙のバラを配る仕込みもバッチリです。

入りきれないほどの観客に観ていただき、大好評で終わりました。2つの劇を同日に披露するため、舞台を造り直す苦労もあったそうですが、既存のものと新しく描いた絵やセットを組み合わせてうまく世界観を表現することができました。

屋外にはクレープ、たこ焼き、フルーツ飴などさまざまな飲食店ブースが並び、お祭り気分を盛り上げてくれました。

学園祭委員長を務めた磯野綾音さんは、「去年先輩たちについてまわってある程度予想はしていましたが、男子学生にも楽しんでもらう景品を考えたり、近隣に挨拶周りをしたりとさまざまな準備に奔走しました。でも自分たちが考えた内容で学年を超えて盛り上がり、多くの高校生に来ていただくことができて、とてもいい思い出になりました」と話していました。

 

忘れ物のお知らせ

11月16日(土)紅葉祭(学園祭)にて、ベビーカーの忘れ物がございました。
お心当たりのある方は本学までご連絡ください。

TEL:0553-23-1240
※受付時間:平日9時~17時30分

NEAL講座で古道散策を行いました

本学で取得できる7つの資格のうちのひとつに、自然体験活動指導者(NEAL)の資格があります。この資格講座の一環として、1年生が「かのがわ古道ガイドウォーク」を行いました。

出発は山梨市駅の南側からでした。明治時代に3つの地域に笛吹川の水が行き渡るよう治水されたことがわかる「下神内川の三分水(しもかのがわのさんぶんすい)」がありました。

古道に張り巡らされた用水路の傍を歩いていくと、八幡大神社にたどり着きました。

神社には土俵があり、もうすぐ数年ぶりに相撲大会が行われるとのことです。
かつてこの場で力をつけた有名力士の逸話を、後に先生から教えていただきました。

かのがわ古道の各所には、地蔵や道祖神がいくつも祀られています。
地元の人たちが近年整備した説明看板により、それぞれの像が集落を守ってくれる存在として信仰されてきたことがわかります。

将来保育の仕事に就いたら、子どもたちを園外に連れ出すときにどんなことに気を付けるべきでしょうか。溝に落ちないよう気を配る、迷子が出ないように列を作り、歩く速度に注意するといった意見がありました。

柿やりんご、ざくろやなしなど、さまざまな果樹が実っているのもこの地域の特徴です。

途中、遺跡を発掘している場所に遭遇し、学生たちが興味を引かれているようでした。この周辺では、古墳時代や平安時代、奈良時代などの住居跡が見つかっているそうです。

無事、雨に降られずに散策が終了しました。
雨天に子どもたちと外出するとなると、雨具の用意や体温低下への配慮が必要になりますが、水滴が付いた葉を貼り付けたり、土で小川を作ったりする遊びを楽しめるという利点もあるとのことです。

教室に戻り、どんなことに気が付いたかを話し合いました。

住宅街の塀に、時代を感じさせるレトロな看板が貼ってあるのをいくつも見つけたのが楽しかったという声もありました。

自然の中での活動の注意事項やアクティビティの目的、種類などを改めて学んだ後、資格試験に挑みました。

夏季休業期間の事務取扱いについて

夏季休業に伴い、次の日程を業務休止日とさせていただきます。

【業務休止日】8月10日(土)~18日(日)

業務休止日は事務業務を一切停止いたします。
資料請求やお問い合わせ、各種証明書の受付・発行など、お急ぎのご用件のある方はご注意ください。

オープンキャンパスで新制度の入試説明も

7月20日に今年4回目となるオープンキャンパスを開催し、多くの高校生や保護者の方々をお迎えしました。

井上副学長が昨今の保育の状況を述べ、卒業生に「ここまでいろいろなことに配慮して丁寧に指導してくれる学校はないと現場に出てから気付いた」と感謝されたエピソードに触れて、本学の少人数制指導の利点について説明しました。

また、本学ならではの特徴として、「何か一つ自分の強みとなる技術を身につけること」を目的とした保育技術研究の授業があります。
1年生は必須としている科目で、絵本づくりや読みきかせ、手あそびやダンスといったことに協力しながら取り組んでいます。

今回は、授業で作った「たべものもきい」という題名のオリジナル絵本をスライドで見せながら、読みきかせを披露しました。
食べものと生きものに関して不思議な体験をする物語で、カラフルでダイナミックな絵が続きます。

学生たちが考えた効果音や音楽が流れ、抑揚のある声とともにストーリーが展開されていきます。
1年生の学生スタッフの中には、2年生の発表を見て今後の自分たちの表現の参考にしようと意欲的に見学している人もいました。

ダンスや手遊び、次の発表の準備の時間を利用したクイズタイムがあり、見ている人たちを飽きさせない構成になっています。

本学にたくさんある大型絵本のうちの一冊を使った読み聞かせです。
こちらもセリフの表現を工夫して、子どもたちの興味を引きつけるようによく練習されていました。

発表の最後は、白雪姫の中の小人たちのような帽子を皆で被ってハイ・ホーの合奏です。学生たち自身が楽しみながらいいムードで締めくくることができました。

大教室では教員が本学の特徴をわかりやすく紹介し、新制度となる入試の説明を行いました。2025年入学生向けの入試からは、総合型選抜の方法の変更や、エントリーシートの導入が新たに実施されます。
(詳しくは→入試情報 のページをご覧ください。)

キャンパスツアーでは各教室を巡り、普段どのような授業や学生生活が行われているかを学生が説明しました。

来校者は学生ホールに展示されている手づくりアイテムを手に取って「かわいい」「どうなっているんだろう」などと興味深そうに見学し、学生スタッフに授業や学生生活について質問していました。

今期のオープンキャンパスは残すところ8月3日と9月7日のみです。
多くの学生がオープンキャンパスへの参加が志望校決定に大きく役立ったと話していますので、ぜひ皆さん何度でもお越しくださいね。

 

 

 

 

 

5月のオープンキャンパスの様子です

5月25日にオープンキャンパスを開催しました。

井上副学長が登壇し、「新学期が始まって間もないですが、既に和気あいあいとした雰囲気で授業が進んでいます」と話して本学のアットホームな様子を感じてほしい旨を伝えました。

今回のオープンキャンパスは2年生による保育技術研究の発表が中心です。

まずは絵本の読みきかせ。本学には大型絵本がいくつもあり、言葉あそびでこどもたちと一緒に楽しめる本と、キラキラとした絵が目をひく物語絵本の2冊が発表されました。

途中、手遊び歌を披露。来校者も参加して楽しみます。

さらに、この学校に入学した理由を順に発表しました。
ピアノの授業が手厚く初心者でも安心な点に惹かれたという学生、家賃補助などの学校からのサポートが決め手となった学生、また、本学の卒業生である母親に薦められたという学生もいました。

続いてパネル型シアターの発表です。
絵が上手い、前に出て元気に発表するのが好きなど、それぞれの得意分野を生かして協力してつくり上げたものです。

物語は全てオリジナル。いろんな動物が将来何になりたいかを考える内容です。写真の石井さんは「パネル型シアターの授業は最初から最後までずっと楽しかった」と話していました。

将来何になりたいかを会場にも問いかけ、2年生は保育者を目指したきっかけや本学のいいところを自分たちの言葉で紹介しました。

キャンパスツアーでは、各教室が普段どのように使われいるかを学生が伝え、来校者たちは学生生活をリアルに思い描いているようでした。

次回のオープンキャンパスは6月22日です。次回は模擬授業もありますので、多くの方のご来校をお待ちしています。
詳しくはこちら。

大型連休中の事務取扱いについて

大型連休に伴い、次の日程を業務休止日とさせていただきます。

【業務休止日】4月27日(土)~5月5日(日)

業務休止日は事務業務を一切停止いたします。
資料請求やお問い合わせ、各種証明書の受付・発行など、お急ぎのご用件のある方はご注意ください。

令和6年度入学式を行いました

4月3日に山梨市民会館で入学式を行いました。担当の在校生が新入生を会場に迎え入れます。

緊張した面持ちの学生、先日のオリエンテーションなどで既に友達ができて話をしている学生などさまざまです。

「オリエンテーションもあったけれど、この入学式を境目に大学生になったという意識に切り変わりそう」と話す新入生の佐野大和さん。
保育士への夢は、中学生の頃友達の弟の相手をしているうちに芽生えたそうです。「子どもの表面的なところだけでなく、どんなことでどんな感情を抱くのかなど心の成長の繊細な部分も知っていきたい」と抱負を語ってくれました。

宮下紗優さんは、少人数制で授業を行う点に惹かれて本学を選んだそうです。保育士になりたいと思ったのは、いとこに女の子が生まれてめんどうを見たことがきっかけ。
「私はピアノをずっとやってきた訳ではないのでこれから授業で頑張っていきたい」と話していました。

二年生による校旗入場で式が始まりました。

新入生はそれぞれのゼミの先生に名前を呼ばれて起立し、気持ちを新たにしていました。

井上聖子副学長が登壇し、人間性を磨きコミュニケーション力を培って保育者としての資質を高めるとともに、苦難を突破する力を身につけて、2年間充実した学生生活を送ってほしいと語りました。

入学生の誓いの言葉を述べた竹下愛結さん(写真左)。
視野を広く持ち、多様性の時代、個性が求められる時代の中で、子どもや仲間の個性を大切にしながら素晴らしい時間をつくり上げていきたいと語っていました。

来賓のお言葉をいただき、祝電紹介も行われ、閉式となりました。

家族や友人と晴れの日の記念撮影を楽しむ新入生たち。新生活が楽しみですね!

 

山梨市民会館で卒業式を行いました

令和5年度の卒業式が3月8日に開催されました。

袴姿にそれぞれの個性が輝いています。華やかな柄の着物や髪飾りを選んだり、逆に淡いトーンで全身をまとめたり、成人式とはまた別の衣装で臨んだ人も。
中には母親も本学出身で、母親が卒業式に着た袴を着付けてもらったという学生もいました。

来賓入場、校旗入場につづいて開式となり、会場は厳粛な空気に包まれました。

卒業証書の授与は、穏やかなピアノの生演奏の中で執り行われました。

一人ひとりの名前が呼ばれ、副学長から証書が手渡されていきます。
着慣れない袴での足さばきに気をつけながらゆっくりと登壇するさまに、晴れの日らしい愛らしさが漂っています。

学業に優れた学生や、社会での汎用的な能力であるジェネリック・スキルを磨いた学生たちへの表彰も行われました。

三石副学長がこの2年間を振り返って学生たちの健闘を讃え、これからもずっと研鑽に励んでほしいとお祝いの言葉を贈りました。
また、来賓の方々からお祝いのお言葉もいただきました。

祝電紹介の後、在校生の渡邉陽和さんが送辞を述べました。イベントの時に先輩たちに声をかけてもらって意識が変わったことなど、一生懸命考えた文面に心がこもっていました。

中澤帆乃花さんが答辞を述べ、学園祭で前年までにないことに皆でチャレンジしたことなどを振り返り、少人数でもそれ以上の力を感じることができたと語りました。

出席者全員が起立し、校歌と蛍の光を斉唱して閉式となりました。

集合写真も決まっていますね。皆気心の知れた仲間たちです。

最後に、学生たちから恩師へと花束が手渡されました。

友達や先生との記念撮影を楽しむ学生たち。「2年間早かった。この前入学式をやったばかりな気がする」、「短大生活が楽しかったので終わるのが寂しい」、「まだ今月いっぱい学生でいることを楽しみたい」、「仲のいい友達と同じ園に就職するので楽しみ」といった声がありました。

就職に進学にとそれぞれの道を今後も謳歌してくださいね!

卒業生に園での様子をインタビュー

本学の卒業生で、認定こども園 甲府大里幼稚園で働く山本沙里奈先生にお話を伺いました。

山本先生は今年で勤務3年目。現在、3歳未満の子どもたち20人近くを数名の先生で見ているそうです。
普段から感じるのは、子どもは思ったよりもいろんなことをよく見ているなということ。山本先生が髪型を変えたり眼鏡をかけたりすると、つたない言葉で変化を伝えようとしてくれるのだとか。

マーチングや茶道教室、スイミングなど、さまざまな教育を取り入れている園で、月日を追って子どもたちが成長するのが分かり、顔つきが変わって物事を理解してきている様子を見られるのがとても嬉しいそうです。
以前、知り合いの保育士に「子どもが可愛いだけではやっていけないけれど、可愛いからやっていける」と聞き、当時はピンと来なかったけれど、今は園児たちが自分の活力の源になっているのを感じてその意味が分かるように。

園児へのさまざまな対応を先輩の先生方に相談できることがとても助かると同時に、”報連相”といった社会人としてのコミュニケーション能力もやはり必要だと感じているそうです。

短大時代は、少人数制で学生全員を知っている環境が居心地良かったとのこと。帝京学園短期大学が山梨市に移転したての一期生で、コロナが流行りだした時期をともにした貴重な仲間たちです。
授業も思い出深く、例えば美術の時間に、絵の具による偶然の絵柄を楽しむデカルコマニーをやったことなどが、今実際にアイディアとして役立っているそうです。

「働いてみると、実習では体験しきれなかったことや予想外のことも起こりますが、何より子どもたちが自分を成長させてくれて、とてもやりがいのある仕事なのでぜひ皆に勧めたいです」と山本先生。
山本先生と同年代で、保育者ではない一般の社会人になった友達と話したときに、保育の仕事を通してしか得られない感動はあるなと感じたとか。

また、「一般の職場では、例えば出産をして好きな時期に職場復帰するのはなかなか難しい場合があるかもしれませんが、自分の子育てが仕事内容に生きるのがこの職場」と園の先生方も長いスパンで働き方を考慮されているようです。