こども園で働く卒業生に聞きました

認定こども園甲府西幼稚園で働く本学の卒業生、内藤布由子先生にお話を伺いました。

内藤先生は短大時代、体育教師への道の方に進もうか迷いがあったとのこと。しかし園へ実習に行ったら楽しくて、「保育士になりたい!」と心が決まったそうです。

就職したのは23年前。年数を重ねたり、ご自身が出産を経験することで見え方が変わってきて、「深い職業」だと感じているそうです。

産休後は、保護者の方への気持ちにこれまで以上に寄り添って、大切な命を預かっていることを意識するように。
例えば園児の体調が良くなさそうなときは、お天気が良くてもお部屋で過ごさせてあげたり、排泄が赤いなと思ったら洗ってあげたり。
保護者へのお便り帳には、心配なことだけでなく成長ぶりを感じるエピソードを書いて渡し、「いつも楽しみにしています」と言ってもらっているそうです。

「子育てをしながら働くことをためらうお母さんもいますが、外で生き生きと働くことも応援したいです。子どもは幼稚園でしかできない成長があるし、園に預けた分、家で子どもと過ごす時間はしっかりと関わってあげるというメリハリが出ます。不安にならないように「任せてください」と声を掛けてあげたら、「安心して預けられてよかったです」と喜んでもらえました」。

学生時代には、自分の引き出しをたくさん作っておくのがおすすめだそうです。
絵でもお話でも歌でも、得意なことを見つけて何でも挑戦してみることが力になります。

この仕事がとても楽しくて、「毎日楽しそうに働いて、いいね」とご家族から言われるほどだそうです。内藤先生の娘さんも、幼稚園の先生になりたい気持ちがあるとか。
「結婚して、出産してからもずっと続けられる仕事、むしろ出産を経験してさらに必要とされる素晴らしい仕事です。自分が親になったときにも役立つので、ぜひおすすめしたいです」。