接遇マナー講習を受けました

学生全員を対象にした接遇マナー講習が9月28日に行われました。

講師は企業、学校等のさまざま場で接遇について教えておられる淡路実春先生です。この日は、主に保育所や幼稚園での子どもや保護者の方に対する接遇について学びます。

まず、第一印象としての服装や髪型への配慮は大切。「清潔」と「清潔感」の違いとは何でしょうか? 例えば洗濯をしてある服は「清潔」ですが、アイロンがかかっていない服は「清潔感」に欠けるかもしれません。

挨拶はできるだけ相手より先に、明るく大きな声で。相手の目を見ていないと、挨拶をしていないのと同じようにないがしろにされた感覚を起こさせる場合があります。

子どもに対しては、親しみやすい言葉での語りかけが有効です。年齢による理解力が大きく異なるため、伝わっていないと感じたら文節を区切ってゆっくりと話します。しゃがむなどして子どもと目線を同じにすれば、すっと心に伝わる場合があるようです。

また、自分が話す以上に相手の話を聞くことは大切です。耳へんに十四の心を持つという漢字の「聴く」のような意識で、相手が何を言いたいのかに耳を傾ける必要があります。

保護者の方にはどんな言葉で伝えるのがいいか、実際の状況を考えながら各自考えました。

言葉だけでなく、心を込めて応対することや、誰に対しても平等に接することの重要性についても学びました。

実体験を交えた講義が終わり、学生たちは学んだことをそれぞれの言葉でまとめていました。

受講後の感想を聞くと、「まず心をニュートラルにして相手を見ること」「アクセルを踏まなければブレーキも踏めない」といった相手への寄り添い方についての話が特に心に残ったということです。

救急救命法を学びました

9月12日・13日に、小児や幼児を中心とした救急患者に対する救命講習が開かれました。

消防隊員の出動理由には、火災や救助のほか、急病人の救急活動があります。山梨県の峡北地域では、昨年の出動件数4408件のうち、122人が心肺停止患者だったそうです。


119番通報をしてから救急車が到着するまでには、全国平均で9分ほどかかるそうです。救急車が到着するまでの間に素早く処置をすれば、心停止患者が社会復帰できる確率が高まります。

倒れている人がいたら、周囲の安全を確認して、倒れている人に意識があるかを確認します。周囲に助けを求めて119番通報し、呼吸をしているかを確認します。

普段通りの呼吸をしていなければ、直ちに胸骨圧迫を開始します。

人工呼吸の際には、気道を確保する必要があります。

鼻をつまんで息を吹き込みます。30回の胸骨圧迫と2回の人工呼吸のサイクルを繰り返します。

人形を使って全員が練習を行いました。結構疲れる、という感想が多いようです。

体が小さい1歳未満の小児に対する人工呼吸の練習もしました。

AED(自動体外式除細動器)は、心室の細動を起こしている患者の心臓に電気ショックを与えて、機能を回復させるために用います。電気ショックを与える必要があるかは、AEDの機械が判断してくれます。

AEDのパッドを貼って、使い方を学びました。丹沢季子さん(写真右)は、この講習をとりわけ思い入れを持って受講したそうです。なぜならバイト先で救急車を呼ぶような状況に遭遇したことがあるためです。もしも今度何かあったら、今回学んだことはできると思う、と話していました。

最後に、止血方法や、口や喉に詰まった異物の除去方法を教わりました。
万が一の場面では、勇気を持って素早く行動をすることが大事であるようです。

NEAL資格取得講座が行われました

9月10日・11日に1年生を対象にNEAL資格取得講座が開かれました。

NEAL (NATURE EXPERIENCE ACTIVIY LEADER) 資格は、自然体験活動の普及や振興に貢献する役割を担う指導者となるための資格です。(→自然体験活動指導者 )

10日は屋外でピザ作りを行いましたが、11日の授業は体育館でスタートしました。
体験には「直接体験」と「間接体験」があるとのこと。
このようにじゃんけんをしてグループを作る遊びや自然の中での体験は「直接体験」に当たります。一方で、ネットやテレビなどを見ることは「間接体験」に当たるそうです。
直接体験での多様な動き、多様な刺激が大事であること、特に4〜6歳頃に脳や神経系が著しく発達するため、その時期の刺激はとても重要であることを学びました。
自然体験活動をすると、どんな効果があるかを全員で考えます。
ふせんに書き出してみると、さまざまな意見が出てきました。
同じような意見はひとまとめにして整理していきます。
まとめたグループに”見出し”をつけるとすると?
班ごとの個性がうかがえる一覧が出来上がりました。
その後、自然散策を行いました。植物の名前や植生の変化などを先生に教えてもらいながら進みます。
例えば、このオオキンケイギクという黄色い花はアメリカ原産の特定外来生物で繁殖力が大変強く、現在では栽培や運搬が禁止されているそうです。
小淵沢町の八反歩堰(はったんぶせき)周辺の道。江戸時代に作られた用水路の仕組みも見られます。
曇りのため山々の姿は少し隠れていましたが、棚田に実った稲や、蕎麦畑一面に広がる白い花の景色などが素敵でした。
最後に、毎日2200トンの清水が湧き出ている大滝湧水へ。水温は年間を通じて11〜12℃だそうです。湧水は本当に美味しいです!
散策を終えて短大へ。最後に筆記試験があります。
子どもたちに自然の素晴らしさを伝えられる日が楽しみですね。

恒例のいもパーティーが行われました

7月13日に毎年恒例のいもパーティーが開かれました。
食育を学ぶために、2年生の選択授業の一環としてじゃがいも栽培を行い、実ったじゃがいもをカレーなどに調理して全校で頂くパーティーです。

市内の畑に春に植えた種芋が、この夏立派に実りました。とても暑い日でしたが、協力し合って収穫しました!

今年は特に豊作だったようで、パーティーで食べるじゃがいもとは別に、各自たっぷり持って帰れるほどの量になりました。

事前に収穫し、寮生たちが刻んでいたじゃがいもを、学食のシェフが美味しいカレーに仕込みました。

大量に炊いたご飯をよそって盛り付けをするのは2年生の役割です。

じゃがいもがたっぷりと溶け込んだカレーが見栄え良く盛り付けられ、福神漬けも添えられます。

付け合わせのポテトは2年生が調理しました。ガーリックやチーズ、塩マヨネーズなどいろいろな味で可愛らしく盛り付けてあります。

全校で食べられるように、テーブルに並べて準備完了!

授業を終えた1年生が入ってきて歓声をあげます。

2年生が説明を行い、いただきますの挨拶の後、皆で食べ始めました。

カレーはよく煮込まれた優しい味わいです。付け合わせのポテトの味のバリエーションにも大満足!

とっても美味しく食が進みます!自分たちで作ったじゃがいもだと思うとまた格別。おかわりもどうぞ!

1年生も2年生と一緒のテーブルにつき、会話をしながら楽しみます。

こうしたパーティーでは交流が深められるのがいいところ。よい保育者になるために、人とのコミュニケーションがスムーズにできるようになることは大切です。

前期の締め括りにふさわしい、満足感いっぱいのパーティーとなりました。

オープンキャンパス開催-来年度は特別な1年に


6月23日に山梨市キャンパスでオープンキャンパスが行われました。
2年生は実習期間中のため、今回は1年生だけで準備を行います。

パネルシアターの予行練習中。あおむしが次第に成長してちょうちょになる物語です。パネルに貼るちょうちょなどの素材は、かつて先輩たちが作り、残していったものです。

先輩たちがこのパネルシアターをオープンキャンパスで披露する姿を見て、入学した学生もいます。そして今回は自分たちが高校生に見せる番です!

本番は、パネルシアターのストーリーに関係する手遊びからスタートしました。

ピアノを担当した武川七瀬さん(写真左)は、人前に出る機会を増やし、あがり症を克服したいと参加を決めたそうです。

高校生と触れ合うのが楽しいからという理由で参加を希望した学生もいます。緊張に負けず、笑顔で無事に発表ができました!

オリエンテーションの後、模擬授業のために教室を移動します。廊下には卒業し保育士や幼稚園の先生になる夢を叶えた先輩たちの写真が貼ってあります。

少人数制で先生と学生との絆が強いのは、本学の大きな特徴の一つ。卒業してからも、例えば障害児学習に詳しい先生に電話をして園児への接し方の相談をするといったことがあるそうです。

今回の模擬授業の一つ目は、田川先生による音楽表現の模擬授業でした。子どもでもすぐに音楽を楽しめる柔らかい素材のパイプを使用します。

パイプを叩くとドの音、レの音といったそれぞれの色に応じた音が鳴ります。

高校生たちも起立し、輪になって在校生とともにパイプでメロディーを奏でました。

次は、井上先生による保育内容演習(健康)の模擬授業です。

幼児に教えたい基本的な生活習慣は何かを全員で考えました。

また、先生になったつもりで折り紙を用いたカレンダー作りを行いました。こうした楽しいの雰囲気の教材を使って繰り返し指導することで、手洗いなどの必要な習慣が身につきやすくなるそうです。

ティータイムは在校生に直接質問ができる時間で、高校生たちの将来への疑問に答えようと卒業生4名も参加してくれました。

視聴覚室での全体説明会では、本学の特徴や、来年から始まる家賃補助制度、また就職入試についての説明がありました。

2019年度は1年生が山梨市キャンパス、2年生が従来の八ヶ岳のキャンパスで学ぶとことになります。ただし1年生と2年生が合同で行うイベントが多いので、2つのキャンパスを体験する機会を持てる特別な1年になるでしょう、というお話もありました。

最後に個別相談や模擬面接、施設見学の時間があり、オープンキャンパスが終了しました。

オープンキャンパスは大学の雰囲気を知って将来を考えるいい機会になるという意見が在校生から経験談として上がっています。
次回のオープンキャンパスは7月21日(土)に行います。HPに参加申込みフォームを設けましたので、多くの方のご参加をお待ちしております!

また、第1回目のAO入試は8月18日(オープンキャンパスと同日)に行う予定です。

2019年度募集要項はこちら。

今年初のオープンキャンパスが山梨市で行われました


5月26日に今年初のオープンキャンパスが行われました。会場は、来年の入学生が通うことになる山梨市キャンパスです。


まずは視聴覚室でウェルカムシアターを行いました。

子どもたちと一緒に楽しめる手遊び歌を披露します。事前の練習では「緊張する!」と話していた3人ですが、参加者を前にして堂々と発表していました。

全員で手遊びをやってみましょう! バスに乗って揺られているつもりでGOGO♫

手遊びは何種類もあります。緊張気味の参加者も、手を動かすことで少しずつリラックスしてきたでしょうか。

続いて2年生の穂坂裕汰さんが手作りの大型紙芝居を披露しました。題は「こぎつねぎーくんのおつかい」。こぎつねのぎーくんが、お母さんのために初めてのおつかいに挑戦する物語です。

穂坂さんは1年生の時に造形の授業の課題としてこの物語を創作し、何日もかけて大型紙芝居の絵を完成させました。4−5歳児を中心にいろいろな年齢の子どもにわかりやすいように作ってあり、保育園実習に行った際に、子どもたちの前で披露し、喜んでもらった経験があるそうです。

次に教室を移動して、三井先生による保育の表現技術(造形)の模擬授業が行われました。

まずは学生たちがペープサート(紙人形劇)を披露します。これも学生が考えたオリジナルの物語で、梅雨の時期の到来が近いことからカエルが登場します。


ペープサートのストーリーから想像を膨らませて、今度は高校生たちが子どもたちになったつもりでカエルのおもちゃを作ってみます。


机の上には工作用具とともに学生が書いた指導案が。自分だけでなく他の人が見てもどう指導したら良いかわかるようにと、工作の手順や注意事項を細かく記してあります。書くのは大変だそうですが、保育の実習には欠かせないもので、指導案をまとめることで大きな力がついていきます。

紙を切ってカエルの顔を描きます。可愛い顔になったでしょうか? 時間がかかっても慌てずに・・・。


入学してまだ2ヶ月足らずの1年生も、各テーブルについて指導に当たります。こうした経験を早い段階から重ねることで、人前でリードしたり発表したりすることに慣れていくそうです。

紐を使って動くカエルが完成! 動かす競争をしながら歓声が上がります。
指導役の学生たちも、最後までしっかり作ってもらえた、とひと安心していました。

次は、五味先生による自然観察の模擬授業です。会場には当日の朝摘んだばかりの植物が用意してありました。

子どもも大人も五感を意識して使って、豊かな感性を育めるのが自然観察の授業です。同じ種類の葉を見て触って選び、匂いも嗅いでみます。

はんこや木のボール、色鉛筆などを使って葉っぱの形を写し取る体験も。

葉っぱは様々な種類があるので、うまくいったり、いかなかったりします。その多様性を知って重んじることが、命を愛するということに通じていきます。

今回は室内での授業でしたが、山梨市には万力公園という広大な自然環境があるので、四季折々の植物に触れて楽しむことができるでしょう。

学生ホールでのティータイムは、参加者が短大生たちに直接質問ができる時間です。先生方は退出し、いろいろと率直な意見が飛び交ったようです。

視聴覚室に戻り、全体説明会が行われました。
短大である本学では、2年間で資格と学位を取得し、たくさんの行事を通じて保育者としての感性を磨くことができること、そして社会の中でコミュニケーションが取れる人を育てることに力を入れていると石井副学長がお話しました。

また、来年の山梨市キャンパス入学生から家賃補助制度がスタートすることや、少人数制教育などの本学ならではの特徴についても説明されました。


就職状況については、ほとんどの学生が保育の道に進んでいます。卒業生が働いている園の園長先生から「あの先生がいるから」と遠くから子どもを通わせる親御さんがいると感謝された例もあり、より「いい先生」が求められているという実情が紹介されました。

最後に個別相談の時間があり、オープンキャンパス終了となりました。
今回は初の山梨市での実施でしたが、本当に多くの高校生、保護者の方々にご来場いただきました。少人数制に興味があるということで、県外から足を運んでくださった方もいました。嬉しいですね。

準備も含め、学生たちも頑張りました! 次回のオープンキャンパスは6月23日(土)です。多くの方のご参加をお待ちしております。

また、8月18日(オープンキャンパスと同日)には第1回目のAO入試も行われる予定です。

学生交流会が行われました

4月4日に武道館で入学式が催され、6日には大学内で学生交流会が行われました。
学生交流会の進行役は、2年生の笠井実貴さん、小林姫佳さん、小林美里さん、野田美幸さんです。

石井副学長の挨拶の後、サークル紹介がありました。バスケ、バレー、バトミントン、バンド、メディアコミュニケーション、ネイチャーアクティビティーなどのサークルがあります。これから新しいサークルを立ち上げることも可能です。

学生交流会は学生が主体となって行うイベントなので、どう楽しいものにするかは自分たちで考えます。誕生月や好きな音楽のジャンルなどテーマ毎にグループを作り、自己紹介やインタビューをする時間がありました。

また、1年生2年生合同の8チームに分かれてクイズゲームも行いました。

なかなか難しい問題もあります。ひらめいたかな?

2年生がどんどん場を盛り上げ、少し硬い表情だった1年生にも笑顔がこぼれてきます。

保育を学ぶ大学なので、大人数で楽しめる運動あそびの類は得意。音楽とともに行う貨物列車のあそびでは、じゃんけんで負けた人が先頭になるのがこの日のルールです。

「皆、負けてください!」じゃんけんが一番弱く、列の先頭になった人には賞品もあります!

少人数制で2学年合わせて100名程度の大学なので、こうしたイベントを通じて全員が顔見知りになり、どんどん交流が深まっていきます。

学生同士が仲良くなるだけでなく、初対面の人とすぐに打ち解けて話をしたり、場を盛り上げたりすることは、将来保育者として子どもたちをリードする力を培うのに大きく役立ちます。楽しみながら学べるのっていいですね!

対面式が行われました

4月3日、小淵沢キャンパスの体育館で2018年度の対面式が行われました。

はじめに石井副学長による歓迎の言葉があり、2年生代表の深谷ほのかさんが「わからないことは2年生に何でも聞いてください」と笑顔で語りかけました。

新入生たちは少し緊張している様子。代表の平田華穂さんが、入学に際しての意欲を述べました。

専任の先生方の自己紹介があり、各委員の委員長やゼミ長、班長、グループ長などの紹介も壇上で行われました。

また、秋の学園祭(紅葉祭)の準備を早くも始めるということで、打ち合わせを呼びかける場面もありました。

2年生にとっては、学生生活最後の1年のスタートです。充実した日々を送れるといいですね!

平成29年度の卒業式が行われました

3月16日に小淵沢町にある女神の森セントラルガーデンで卒業式が行なわれました。

晴れ姿に身を包み、締め括りの式にのぞむ学生たち。友人同士で、またはご両親に写真を撮ってもらい、卒業と同時に毎日顔を合わせることがなくなる友人に手紙を書く姿もありました。

厳かな雰囲気で式が始まりました。

本学では、卒業証書は一人ひとり学長から手渡されます。
名前を呼ばれ、きびきびとした声で応えて登壇します。

卒業証書授与の後、成績優秀者など各賞の授与も行われました。

これから社会へ出ていく卒業生たちのために、石井副学長や来賓の方々からあたたかいはなむけの言葉がありました。

在校生の送辞では、イベントなどで先輩たちと深く関わり、さまざまな面で支えてもらった思い出などが語られました。

総代の渡邉英子さんは卒業生答辞を読み上げ、実習やいもパーティー、流しそうめんなどのイベントを通じて友人や先生方とかけがえのない時を過ごしたことをふりかえり、今後の抱負を述べました。

さまざまな思い出を胸に旅立っていく卒業生たち。

1年生の頃、学校案内作成時に「幼児用の知育おもちゃをつくりたい」と将来の夢を語ってくれた前嶋音羽さんは、夢のとおり、保育士としての仕事をしながら教材づくりができる東京の会社に就職するそうです。
「明日は引っ越し準備。忙しくなりそうです」と、希望に満ちた笑顔で話してくれました。

みなさんの明るい未来をこれからも応援しています!!

 

クリスマス交流会

12月1日(金)、少し早めのクリスマス交流会が行われました!
実行委員会の学生たちによる手作りのクリスマス会です。

会場の雰囲気を盛り上げる飾り付け
  

先生方も交えて、ビンゴ大会やプレゼント交換会で盛り上がりました。
 

プレゼント交換で当たったおそろいのリングをつけた二人。嬉しそうな笑顔がステキです

外の寒さに負けない暖かな交流の時間となりました。