NEAL資格講座で「かのがわ古道」巡り

自然体験活動指導者(NEAL)資格取得講座が2日間に渡って開かれました。
1年生全員を対象とした講座で、講師はNPO法人国際自然大学校よりお招きした鷲田先生です。
初日は、幼児期の自然体験活動の必要性やリスクマネジメントについての講義が行われました。

例年は、2日目に野外で料理体験をするのですが、今年は新型コロナウイルスの影響で近くのバーベキュー場が閉鎖されているため、今年は山梨市の古道巡りを通じて野外活動を体験します。
まずは、地元の道の歴史的背景を学ぼうと、山梨の主要な街道について逸話を交えながらの説明を聞きました。

特製マップをバインダーに挟み、8班に分かれて「かのがわ古道」へ向かいます。
短大から歩いて行ける距離ですが、山梨市駅の南側で短大とは逆側になるため、訪れるのが初めてという学生がほとんどのようです。

かのがわ古道は、民家脇に水路が流れる静かな小道。彼岸花などの季節感溢れる植物も見られます。
鷲田先生がチェックポイントとしている石像や石組みは見つかるでしょうか。

道沿いに、村の守り神として300年以上前から祀られているという道祖神がありました。

続いて、お地蔵さんも発見。それぞれに特徴があり、案内板により歴史がわかります。


800mほどの生活道路に、お地蔵さんや観音像、昔の遺構がこれほど集まっているのは、全国的に見ても珍しいそうです。

丸い石をそのまま祀る丸石信仰は、山梨と長野のみに見られる信仰とのこと。丸石は、富士山が噴火したときの石との説もあるそうです。

三面に地蔵が彫られた六地蔵も発見。皆でポーズ!

山梨市らしい葡萄棚の風景もあり、のどかです。

 

近くに保育園があり、運動会の練習をしていました。子どもたちを見かけると「かわいい!」と手を振って離れ難くなります。

水車が現役で動いている「かのがわ広場」が折り返し地点です。

自然石を敷き詰めて降雨時の土砂の流亡を防ぎ、その見かけから「亀腹」と呼ばれた場所もありました。

 

かつて洗い場として使われていた「川端」について、鷲田先生が説明します。実は鷲田先生は市のボランティアスタッフとともに事前にこの古道を歩き、知識を深めたのだそうです。

学生たちが楽しめる仕掛けを、と鷲田先生が用意していたクイズ問題もあり、学生たちは相談しながら答えを書き入れていました。

随所に見られる現在地マップ。かのがわ古道は、昭和初期の風景を復活させようと地元住民と市が協働して整備を進めた道で、国土交通大臣賞も受賞しているそうです。

短大に戻り、古道巡りの感想を互いにシェアします。民家の庭先のニワトリに注目していた学生や、普段あまり話さなかった友達とも仲良くなれたという学生もいました。

黒江 文(あや)さん(写真)は、「結構最初の方からポイントがあったことがわかり、もっとよく見ているんだったと思いました。子どもたちと一緒にやるなら、水車など簡単に見つけられるものをポイントにすると楽しそうです」と話していました。

古道クイズの答え合わせを行った後は、改めて、幼児の自然保育を念頭に置いた講義です。トイレの場所の確認など事前準備は重要で、幼児に一度にたくさんのことを伝えると忘れてしまうので、少しずつ伝えるといった注意点もあります。

山梨県内で行われている自然保育の事例も紹介されました。季節に応じて稲作体験をしたり、自然の中で創作活動をしたりとその内容はさまざまで、自然の中でのひとときはその後の人生に影響を与える「原体験」となることが多いようです。

鷲田先生が実際に行った自然保育の様子をスライドショーで観賞し、子どもたちがどんな風に生き生きと遊んでいたかについて聞く時間もありました。

実際の活動には細かな活動計画が必要になるということで、活動の目的を意識した計画づくりについても考えます。

最後に、自然体験活動指導者(NEAL)資格の試験が行われ、2日間特別講座の締め括りとなりました。

今年初の来場型オープンキャンパスを行いました

8月22日に山梨市キャンパスでオープンキャンパスを開催しました。
5月、6月、7月のオープンキャンパスは新型コロナウイルスの感染防止策としてオンラインで行ったため、来場型としては今年初めての開催です。


2年生はピンク、1年生はグリーンのTシャツを着てお出迎えです。来場者は受験学年の方と保護者(1名ずつ)です。午前と午後の部に分けて完全入れ替え制とし、人数制限も設けました。人数制限から漏れてしまった方や受験学年以外の方には、午後の部の教室の模様をライブ配信で見ていただきます。

検温やアルコール消毒などにご協力いただき、新型コロナウイルス感染症拡大防止に配慮しながら順に会場にご案内しました。

参加者には、キャンパスガイドや募集要項などを入れたオリジナルファイルバッグをお渡ししました。バッグは切り取ってクリアファイルとしても使える仕様です。

石井副学長の挨拶では、本学は少人数制で一人ひとりを大切にする教育を行っていること、社会性の基礎となる人間性を鍛える教育を行なっていることなどが語られました。

続いて、今回は川村先生による模擬授業です。「子どもの食と栄養」と題する授業で、朝ごはんをテーマにした内容です。自分自身について振り返るために、朝ごはんアンケートに記入する時間もありました。皆さんは毎朝、朝ごはんを食べていますか?

朝ごはんには、頭や体のエネルギーを補給し、体温を上げて体を目覚めさせ、体内時計をリセットするといった働きがあります。

本学に入学後、保育者として子どもとかかわる際に必要な知識などを学ぶのですが、模擬授業はその入門編といった内容で行われました。

休憩を挟み、2グループに分かれてキャンパスツアーと大学説明会を交互に行いました。
1年生の幡野まりさんはキャンパスツアーを引率し、「初めてのことで緊張しました!」とのこと。以前から人前に立つことへの苦手意識を克服しようという思いがあり、何を話すかを前々日から考えて、先生の案を元に自分なりに書き出していたそうです。


「私の姉もこの学校の卒業生で、今保育士として働いています。姉に聞いていたとおり、先生方が親身になっていろいろな相談に乗ってくれるのがありがたいです。コロナの影響で学外研修がなくなったのが残念ですが、この前、自然観察の授業で万力公園に行ったのが楽しかったです。実際に子どもたちと自然遊びをするのが楽しみです」と話していました。

2年生の古明地春佳さんは、「今回のオープンキャンパスは、コロナの影響で、高校生が楽しめるウェルカムシアターがカットされてしまった」と言い、短時間ながらできるだけ楽しんでほしいという思いを込め、キャンパスツアーの一環として笑顔で手遊びを披露していました。
暑い中マスクやフェイスシールドをするのは大変ですが、「感染予防のためには当然のことだと思います。学生もみんな後期も登校して授業を受けたいと思っているので、引き続き感染予防に努めます」との意見がありました。

学生ホールには、学生等が手作りした子ども向けのアイテムが展示されていました。1年生と2年生がペアになり、大型絵本の読み聞かせを披露しました。

2年生の原汐里さんは、「私が高校生のときは、先生との距離が近いことや、ピアノの演奏に自信がなくてもマンツーマンで教えてもらえることなどを、オープンキャンパスで在学生に聞きました。今日は高校生と直接話せる機会がありませんが、ぜひ皆さんに入学してほしいです」と話していました。

学生が作った指人形を見せているのは、1年生の湯舟愛莉さんです。「コロナの影響で今年は入学式がなく、6月に初めて学校に来た時点では知らない人ばかりでしたが、友達ができて、今では友達と話せることが一番楽しいです」と、イレギュラーな年の学生生活を楽しんでいるようでした。

大学説明会では、大学生活や入試の説明のほか、来年度からスタートする本学独自の奨学金制度”Freshmanシリーズ”をはじめとするライフサポートについての説明がありました。

来場者を絞ったオープンキャンパスでしたが、楽しんでもらえたでしょうか。
今回、多数のお申込みをいただいた状況を踏まえ、急遽8月27日〜30日にオンライン及び来場型の個別相談会を開催することになりました。詳細と申込みはこちらから。オープンキャンパスに来られなかった方もぜひご参加ください。

 

 

2019年度卒業生の皆さんへ

卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。
3月13日に予定しておりました卒業式は、新型コロナウィルスの感染拡大によりによりやむなく中止せざるを得ませんでした。皆さん方をはじめ、これまで皆さん方の成長を陰に陽に支えてきたご家族、保護者の方々も、皆さん方の人生の門出である卒業式がなくなってしまったことをさぞ残念に思っていらっしゃることと思います。

本来であれば、来賓や在校生も出席し、冲永学長から卒業生一人ひとりに学位記、免許状が授与されることになっておりました。近くで2年間一緒に過ごしてきたわれわれ教職員一同も、こぞって皆さん方の旅立ちをお祝いしたいと思っておりました。本年度の卒業生にこのような機会が失われたことはまことに残念であり、また申し訳ない気持ちでいっぱいです。

さて、本年度2年生在籍48名は全員無事卒業できました。一部成績が遅れた人についても、担当教員から合格の連絡がありました。「みんなよくやった!」と心から晴れ晴れとした気持ちになりました。みんな一緒に卒業です。本当におめでとう。

帝京学園短期大学は、1967年に小淵沢に設立され、53年が経ちました。ご存じのように、あなた方の卒業をもって小淵沢の校舎は閉鎖することになります。あなた方は小淵沢校舎最後の卒業生です。記念すべき最後の卒業生の人生に「幸多かれ」と願わずにはおれません。

保育者の道を進まれる方も、それ以外の道に進まれる方も、それぞれの職場でいい上司に恵まれ、いい環境に恵まれ、持てる力を存分に発揮してくれることを願っています。

最後にひとつだけはなむけの言葉を贈らせてください。「幸せとは親切の総和」という言葉です。自分の幸せを追い求めるのではなく、人に親切にした人が、幸せであるということです。あなた方は、これから出会う子どもたちにも、周りの人にも温かく、親切に接してください。そうすれば、みんなから慕われる幸せな人生が待っているはずです。遠くからあなた方の人生が、幸せなものであることを祈っています。

これからは後輩が学ぶ山梨市キャンパスがあなた方の母校になります。幸せなときでも、また不運なときでも、機会があるときにはいつでも立ち寄ってください。

くれぐれも身体を大切に。これからの人生、さまざまな喜び悲しみが待ち受けているだろうと思います。そんなときは小淵沢の古い校舎を思い出し、友の顔思い出し、ときにはわれわれ教職員のことも思い出して、苦難を乗り越えていってください。

「がんばれ!帝京学園短期大学卒業生!」

令和2年3月23日
帝京学園短期大学 副学長 石井秀夫

紅葉祭3日目、出店や仮装大会も大成功

 

紅葉祭3日目は、一般公開日です。山梨県内の飲食店などに実行委員が事前にお願いしており、数店舗に出店していただきました。

 

クレープやパンなどの軽食、タピオカやスムージーなどのドリンク類を求めて行列ができました。

どれも美味しい!卒業生が売る野菜やお土産品なども大好評でした。

バルーンアートは学生が製作!子どもたちに楽しんでもらいます。

遊び道具があると、子どもとの交流がとてもスムーズになります。

卒業生たちも来校し、学生時代の仲間や先生方と語り合っていました。

校舎内では、学生たちが持ち寄った品でフリーマーケットを開催。写真よりももっと多くの品がありました!

売れた品の値札がこんなにたくさん!

食育おりがみやエプロンなど保育科らしい展示もありました。

「いないいないばあ」と動きをつけられる人形や、音が鳴るおもちゃなど、幼児の成長に役立つことを意識して、楽しみながら作ったものです。

大型紙芝居や保育にまつわる研究発表の展示室も。

今年初めての試みとして、仮装大会も行われました。ゼミごとにシンデレラのワンシーンを表現。ただし、かわいそうな姿のシンデレラです。それぞれにこだわりのある手作りドレス。ボロボロなのに魅力的なのは誰でしょう?

2年生が小淵沢の校歌を合唱し、卒業生が開学50年のあゆみをスライドで紹介して、これまでの歴史をふりかえりました。

最後に実行委員や学生委員へのねぎらいの拍手が送られました。例年とは異なる3日間の開催で、新しい取り組みもあり、うまくいくかと心配も多かったと思いますが無事大成功に終わりました!

 

 

山梨市キャンパスでの初の紅葉祭・初日と2日目

山梨市キャンパスでの初の紅葉祭が、11月21日〜23日の日程で開かれました。

「2年生が通う小淵沢キャンパスで最後の学園祭を開催する案もありましたが、山梨市周辺の方々に本学のお披露目をする意味で今年はここで行うことになりました」と石井副学長がこれまでの経緯を語り、開会しました。

進行は、学生委員や学園祭実行委員が協力して行います。
全体準備は夏休み頃から行い、時期が迫ると2年生が毎週山梨市キャンパスに足を運んで、飾りつけをしたり1年生に指導したりとこの3日間に向けて励んできました。

初日と2日目に渡ってグループ発表が行われました。1年生はAからDの4つのゼミ、2年生はA、B2つのゼミに分かれており、それぞれダンスや動画などを披露します。

1年生はyoutubeなどで研究し、練習してきた何曲ものダンスを披露して、喝采を浴びていました。

2年生は、これまでの学生生活を振り返る動画やクイズ仕立ての動画などを編集して上映。

2日目には、近隣の園の子どもたちが保育技術研究発表会を観に来てくれました。

1年生が手遊びやパネル型シアターなどを発表。子どもたちの前で披露するのは初めてなので緊張すると話していましたが、練習通りにできたようです。子どもたちの反応があるのがとても嬉しかったそうです。

シンデレラのマリオネット劇では、イチから作った人形を使用。流れがスムーズになるように自分たち自身の演技も挟んでおり、演目の完成までにかなりの時間がかかりました。

みんなで魔法をかけるシーンやシンデレラの靴が合うか試すシーンなどで、特に子どもたちが喜んで声を上げていました。

音楽劇「海をみたクマ」は、美しいピアノ演奏と情感たっぷりの語りで、大人も思わず引き込まれていくような完成度です。

ピアノを弾くのが難しかったという声も。何人もが入れ替わりながら弾きました。
語りは単に言葉を言うのではなく、感情を入れて語りかけることに力を入れて、何度も練習したそうです。

大型絵本の読み聞かせでは、きびきびと大きな声でテンポよく語りかけ、練習の成果をしっかりと出していました。園児たちが笑顔で聞いてくれたので、どんどん楽しくなっていったという感想もありました。

学園祭実行委員が「一番力を入れたと思う」と話していたのがビンゴ大会です。

ディズニーやUSJ、富士急のテーマパークチケットをはじめとする商品が次々に当たります。残念賞はボールペン!

2日目のグループ発表も盛り上がりました。みんな芸達者!

先生方を巻き込んで笑いが起こる場面も。

全員でパチリ。別々のキャンパスに通う2学年が一同に集まる貴重な時を楽しみました。

第49回 紅葉祭のお知らせ

第49回紅葉祭が11月21日(木)~23日(土)に開催されます。

23日は一般公開日となっています。
県内の飲食店などにご協力をいただき、軽食等の出店も予定しています。
・気まぐれなMofu Mofu(クレープ)
・マネキン堂(ご飯もの)
・はるのひ(野菜)
・Chez uma(クレープ、タピオカ、スムージー)

その他、学生主催のフリーマーケット等もございます。
みなさまお誘い合わせの上、ぜひご来場ください。

なお、ご来場の際にはなるべく公共交通機関をご利用ください。
また、当日は大学駐車場が使用できません。車でお越しの方は近隣の有料駐車場をご利用ください。

NEAL資格講座で野外料理体験

1年生を対象とした自然体験活動指導者(NEAL)資格取得講座が9月11日、12日に開かれました。
初日は幼児期の自然体験活動の必要性や効果についての講義で、講師の鷲田先生(NPO法人国際自然大学校)の体験談も含めてさまざまな話を聞き、自分たちで意見を出し合う時間もありました。

二日目は万力公園に集合し、「屋台村」と題する自然体験活動のプログラムを体験します。準備された食材や調理道具を持って、火を起こせるエリアに移動しました。

まずは熱中症対策や防虫対策、そして包丁などの扱いなど、自然の中での料理の際に注意するべき点について考えます。
また、子どもたちに自然体験活動の意義を伝えるには、まず自分たちが楽しさを体験することが大切。この日作るのは「吉田のうどん」「おつけだんご」「せいだのたまじ」「信玄餅」の4種で、班ごとに分担して取り掛かりました。

やってみると意外に難しいのが火起こしです。新聞につけた火が薪にうまく燃え広がるよう手持ちのファイルなどで扇ぎ、鍋の水を沸かすのにちょうどいい具合を目指します。

用意した薪が足りないようなら、周辺に落ちている木を拾ってきて折って使うなど、だんだんと自然環境の中でやっていくための行動を会得していくようです。

役割分担を決めて協力し合うことが大切です。

信玄餅用の白玉だんごをきれいに丸めることができました。皆でやると面白い!

信玄餅にかける黒蜜です。「もっととろみをつけたかった」「火のそばで風が吹くと煙が目が沁みて大変」という声もありましたが、おいしそうにできていました。

お互いの交流を深めるのも体験プログラムの目的の一つ。サポートに訪れていたNPO法人国際自然大学校の小林先生(写真右の男性)は本学の卒業生で保育者としての経験もあり、学生たちは先生の体験談に耳を傾けていました。

さて、ジャガイモはうまく炊き上がったでしょうか?
「せいだのたまじ」は上野原市の伝統料理。かつて飢饉を救った「中井清大(太)夫さん(せいだ)」の「小ぶりのジャガイモ(たまじ)」という意味だそうで、皮付きのまま味噌味で煮るのが特徴です。

水分を飛ばすまでの加減が難しいようでしたが、とてもうまくできました!

汁物を作るチームは、炊事場とかまどがあるあずま屋の下で作業しました。

火をおこして煮干しで出汁を取り、野菜を切るなどさまざまな作業があります。
腰の強い「吉田のうどん」を煮込むのに手間取りましたが、なんとか完成しました。

「おつけだんご」は大月市の郷土料理。すいとんのような水で溶いた小麦粉の団子とたっぷりの野菜が入っています。美味しい!

キャンプやバーベキューなどの自然の中での活動に慣れている学生も、そうでない学生もいますが、「大変だったけど楽しかった」という感想が多く聞かれました。子どもたちとやってみたいかという質問には皆「やってみたい!」と即答。

普段使っている道具がなく、その場にあるもので知恵を使ってやっていく必要がありますが、自然の中ならではの爽快感や充実感には特別なものがあります。

お腹いっぱい食べた後は、校舎に戻り、指導に関する講義を受けて、最後に認定試験を受けました。

オープンキャンパスとAO入試

8月24日にオープンキャンパスが開かれ、多くの高校生やご家族が山梨市キャンパスに来校しました。
初めに石井副学長の挨拶があり、「教育は人格の触れ合い」として少人数制教育の魅力に触れ、「今日は先生や学生の様子をよく見ていってください」と呼びかけました。

恒例となっているウェルカムシアターでの手遊びは、一年生が担当しました。
練習の成果が出て、野菜のオブジェを使いながら笑顔で発表することができました。

続いて2年生がパネル型シアターを披露しました。3つの色の列車にいろいろな食べ物を乗せていくという食育につながるストーリーです。

声色を変えて役を演じ分ける場面も。過日幼稚園での長い実習をやり遂げた2年生たちは、ぐっと自信がついたのか堂々と楽しそうに発表していました。

また、この日のオープンキャンパスをサポートする在学生と卒業生の自己紹介もありました。就職して1年目の先輩、9年目の先輩も足を運んでいます。

模擬授業の一つ目は、田川先生による「保育の表現技術(音楽)」です。
「ごんべさんのあかちゃん」の歌の歌詞は簡単なので、まずはピアノに合わせて全員で歌ってみます。

歌詞に合った手振りを入れ、足踏みを入れ、徐々に難しくなります。

「クシュン!」と、くしゃみのポーズも挟みます!

高校生も立ち上がり、拍手や手振りを入れながら一緒に歌ってみました。

歌を通して楽しんでいるうちに、子どもたちは自然とリズム感や表現力が備わっていきます。ただし、保育者は感覚に頼り切るのではなく、基礎となる理論も知っておくことが必要。実際の授業ではさまざまなことが学べます。

もう一つの模擬授業は、五味先生の「自然観察」です。自然物に接し「五感」を使って感じることを意識します。

もみの葉を「もみもみ」すると、どんな香り? 書き出してみると、人によって感じ方がさまざまであることが分かります。

葉っぱと色鉛筆を使ってフロッタージュ(こすり出し)もしてみます。

在学生から「授業が終わってほしくない」という声が上がるほど、毎回人気が高い自然観察の授業。まずは大人が遊び方を知って夢中になり、感受性を高めていくことが大切です。

模擬授業の後は、在学生や卒業生に何でも質問できるティータイムです。

在学生は、自分の経験を踏まえていろいろな相談に乗っていました。
男性の卒業生に対し、男性ならではの質問をしている高校生もいました。

会場には「トントンずもう」など、いくつもの手作りの遊び道具が展示してあります。

こちらは食育のパネル型シアターの発表の関連で作ったというフェルト製のお弁当セット。作り始めると夢中になり、2時間ほどで完成させたそうです。

ティータイムのほか、就職や家賃補助についてなど大学全体の説明会や個別相談会、キャンパスツアーも行われ、参加者たちはそれぞれの関心に応じて参加していました。
また、午後には今期初めてのAO入試が行われました。

写真は、2年生15名ほどが授業で栽培し、先日収穫したじゃがいもです。おいしいと評判で、たくさん採れたので今回特別に参加者におすそ分けをしました。

次回のオープンキャンパスは9月14日で、今期の最後の回です。皆さまのお越しをお待ちしています!
http://teikyo-gjc.ac.jp/admission/open.html
なお、AO入試(2回目)も同日開催します。
http://teikyo-gjc.ac.jp/admission/admission.html

 

やまなしし子どもフェスティバルに参加しました

8月3日(土)、山梨市民会館にて「第20回やまなし子どもフェスティバル~“れいわ”夏まつり~」が開催され、本学の学生がボランティアで参加しました。

快晴のなか、700名近いちびっ子たちが集まりました。
学生たちは、消火器体験、わなげ、ヨーヨーすくい、おもちゃすくいの各コーナーでスタッフとして地域の子どもたちと楽しい時間を持ちました。

そのほかにも会場には盛りだくさんのブースが開設されていました。
消防自動車やパトカーの展示もあり、さらにヴァンくんも登場するなど、あちらこちらで来場者の笑顔がはじけていました。

学生たちにとって、地域の皆様と触れ合う貴重な体験となりました。
地域の皆様、関係者の皆様、ありがとうございました。

1年生が迎えるオープンキャンパス

6月22日の夏至の日、今年2回目となるオープンキャンパスが行われました。

今回は2年生が実習期間中のため、1年生がウェルカムシアターを担当。「これっくらいの おべんとばこに・・・」皆で歌いながら大きなおべんとうばこや小さなおべんとうばこを作る手遊びを行いました。

緊張しながらではありますが、仕掛け絵本を見せながらの読み聞かせも無事披露できました。

保育科の授業にはさまざまな分野があります。その一例として、川村先生による「子どもの食と栄養」の模擬授業が行われました。

世界には、栄養を十分に取ることができない子どもたちがたくさんいます。
地域による食料の比率がどれほどのものかを理解するために、実際にお皿にお菓子を置いてみて「この地域ではこれを何人で分けるか」と考え、感覚的に把握しようとする場面もありました。

一方で、世界には深刻な肥満の問題や食品ロスの問題もあります。

私たちができることは何でしょうか? 難しい問題ではありますが大切なこと。参加者たちは真剣にメモを取りながら聞いていました。

模擬授業の2時間目は、田川先生による「保育の表現技術(音楽)」です。

「ふうせん」の歌を歌いながら、リズムに合わせて手を叩いたり、ステップを踏んだりしてみます。

高校生たちも参加しました。体を動かすことで自然と笑顔がこぼれてきます。

「今日は、音楽を通じて心のままに表現するひとつの形としての短い授業でした。入学後には楽器を取り入れるといったより楽しい授業が待っています」と田川先生が話していました。

今回のティータイムは模擬保育室で行われました。エプロンやマリオネットなど授業で作った作品の展示に対し、「これ、かわいい!」「どうなっているの?」と高校生たちは興味を示していました。

ティータイムは在学生と交流できる時間なので、打ち解けた雰囲気の中でさまざまな質問が出ていました。

施設見学では、希望者が教室や施設を巡りました。先日のディズニーランドへの学外研修の模様をまとめたパネルが並ぶなど、キャンパス内はより活気ある雰囲気へと変化しつつあります。

最後に学校全般の説明があり、模擬面接や家賃補助等の個別相談も受け付けました。


次回のオープンキャンパスは7月20日。申込み受付を開始しました。
全ての日のオープンキャンパスに参加したという学生もいますので、今回参加した方もぜひまた足を運んで別の模擬授業を体験してください。
もちろん初めての方の参加もお待ちしています。

オープンキャンパスのお申込み
 http://teikyo-gjc.ac.jp/admission/open.html