授業でマリオネットの装置製作

1年生の選択授業には、マリオネット(あやつり人形)を作って子ども向けの劇の発表を目指すクラスもあります。

全員でシンデレラの舞台に取り組んでおり、7人の登場人物を紙粘土で作っています。三井先生が造形をわかりやすく教えてくれると、学生たちは楽しみながら和気あいあいと製作しています。

「人形作りをやってみたかった」とこの授業を選択した望月愛美さん(写真手前)は、王子様の人形作りを担当。思ったより難しく、平面的になっていたところ、先生に凹凸を出すように教えてもらったそうです。男性の顔なので四角ばった感じを意識します。

顔や胴体、手足を作り終わったら、洋服作りも待っています。子どもたちに喜んでもらえるように動かせるでしょうか?

舞台の背景も自分たちで製作します。木々が立ち並ぶ森のほか、シンデレラの部屋、舞踏会のシーンで使うお城のホールも描きます。

下絵から担当している神田咲蘭さん。元々絵が好きで、インターネットで探した絵柄が気に入ってできるだけそのままの形を描きたいと思ったそうです。

お城のきらびやかな感じを出そうと、金色や華やかな赤、青など思い思いの色を使って着色します。筆の柄の部分も使って、細かい部分に取り組んでいました。

今年の11月の学園祭は、初の山梨市キャンパスでの開催を予定しています。学園祭でのマリオネット劇の発表に向け、もうひと頑張りですね!

授業でパネル型シアターの発表準備

1年生の選択授業でパネル型シアターの準備が行われています。 4歳児に向けて披露することを想定し、グループに分かれて題材を選んでいます。

このグループは「桃太郎」の昔話です。パネルに貼り付けることができる専用紙に絵の具を塗って切り取り、すべて自分たちでパーツを完成させました。

この日は、発表の際に誰がどの役を行うのかを決めました。各登場人物のセリフを言うだけでなく、キャラクターを動かす役やナレーターも必要です。5名で発表するので、1人で何役もこなす場合があります。

子どもたちに人気のアニメを題材にしたチームもあります。絵を描くことが好きでこの授業を選択した人もおり、とてもうまく作ることができました。

クイズ形式の展開になっているのが面白いところ。台本を自分用に書き写し、自分が読む部分を赤字にするといった工夫をして練習していました。

こちらは「赤ずきんちゃん」のグループです。子どもたちが知っていそうな童話で、ストーリーの展開にのめり込んでもらいたいと考えました。

小林ななかさん(写真中央)は、高校生の時にオープンキャンパスに参加し、先輩たちが楽しそうにパネル型シアターを披露している姿が印象に残っていたため、この授業を選択したそうです。 ナレーターを担当することになり、「聞くのは子どもたちなので、ゆっくりしたペースを意識したいです」と話していました。

これから練習を繰り返して、授業の中で発表し、お互いにどう感じたかを指摘し合って、子どもたちの前での発表に向けて技術を磨きます。  

卒業生も頑張っています

オープンキャンパスでは、学校の様子を伝えるために一部の在学生が参加者を迎えますが、毎回卒業生も何名か足を運んでくれます。

そのひとり、穂苅翼さん(写真左)は甲府市の保育園に勤務して2年目。現在未満児のクラスを担当されています。1年目は子どもたちとの信頼関係を築くのに苦労したそうですが、今年は持ち上がりの子どもも多く、とても楽しいと感じているようです。

先日、仕事中の自分と普段の自分がだいぶ違うことに気づいたとか。子どもたちを前にすると歌うときに高い声が出るのに、普段は出ないのだそうです。それだけ懸命に子どもたちに向かっているのでしょうね。顔つきや表情も、心なしか保育士らしく柔和で頼もしい感じに変わっているようです!

男性の人数も多い職場なので、女性と男性の先生の視点の違いをお互い生かしながら仕事ができるのがいいそうです。

大学時代に頑張った実習や、先生方が親身になっていろいろと教えてくれたことが今現場で役立っていると話していました。

同じく甲府市内の保育園に勤務している小俣つかささんは、「読み聞かせは絵本に書いてある言葉がすべてではなく、子どもの年齢に応じた内容で語りかけるといいと思います」と実践的なアドバイスをしていました。

大学では基礎から応用まで学ぶことができて、実践できるパフォーマンスをたくさん身につけられたので、とても良い学校だったと感じているそうです。

小俣さんと同じく今年の3月に卒業した志村夏海さん(写真左)は、グループ大学の帝京科学大に編入学されました。
教育人間科学部の3年生として引き続き保育を学んでいますが、1年生や2年生と一緒に授業を受けることもあり、動物やロボットを取り入れて園児に接する機会を得るなど、本学とはまた違った体験をしているようです。

本学の模擬保育室で、動植物の説明や遊び方などを授業でまとめた展示を見つけ、「散歩のときなどに、子どもに「これ何?」と聞かれて困ることがあるので、身近な動植物のことを知っておくことは重要です。こうして植物を使った遊び方まで分かるとさらに発展しそう。すごくいい授業ですね!」と話していました。

1年生が迎えるオープンキャンパス

6月22日の夏至の日、今年2回目となるオープンキャンパスが行われました。

今回は2年生が実習期間中のため、1年生がウェルカムシアターを担当。「これっくらいの おべんとばこに・・・」皆で歌いながら大きなおべんとうばこや小さなおべんとうばこを作る手遊びを行いました。

緊張しながらではありますが、仕掛け絵本を見せながらの読み聞かせも無事披露できました。

保育科の授業にはさまざまな分野があります。その一例として、川村先生による「子どもの食と栄養」の模擬授業が行われました。

世界には、栄養を十分に取ることができない子どもたちがたくさんいます。
地域による食料の比率がどれほどのものかを理解するために、実際にお皿にお菓子を置いてみて「この地域ではこれを何人で分けるか」と考え、感覚的に把握しようとする場面もありました。

一方で、世界には深刻な肥満の問題や食品ロスの問題もあります。

私たちができることは何でしょうか? 難しい問題ではありますが大切なこと。参加者たちは真剣にメモを取りながら聞いていました。

模擬授業の2時間目は、田川先生による「保育の表現技術(音楽)」です。

「ふうせん」の歌を歌いながら、リズムに合わせて手を叩いたり、ステップを踏んだりしてみます。

高校生たちも参加しました。体を動かすことで自然と笑顔がこぼれてきます。

「今日は、音楽を通じて心のままに表現するひとつの形としての短い授業でした。入学後には楽器を取り入れるといったより楽しい授業が待っています」と田川先生が話していました。

今回のティータイムは模擬保育室で行われました。エプロンやマリオネットなど授業で作った作品の展示に対し、「これ、かわいい!」「どうなっているの?」と高校生たちは興味を示していました。

ティータイムは在学生と交流できる時間なので、打ち解けた雰囲気の中でさまざまな質問が出ていました。

施設見学では、希望者が教室や施設を巡りました。先日のディズニーランドへの学外研修の模様をまとめたパネルが並ぶなど、キャンパス内はより活気ある雰囲気へと変化しつつあります。

最後に学校全般の説明があり、模擬面接や家賃補助等の個別相談も受け付けました。


次回のオープンキャンパスは7月20日。申込み受付を開始しました。
全ての日のオープンキャンパスに参加したという学生もいますので、今回参加した方もぜひまた足を運んで別の模擬授業を体験してください。
もちろん初めての方の参加もお待ちしています。

オープンキャンパスのお申込み
 http://teikyo-gjc.ac.jp/admission/open.html

第2回オープンキャンパス申し込み受付開始!→終了しました

追記

第2回の申込みは締め切りました。
たくさんのお申し込みをありがとうございました。


6月22日(土)に開催する第2回オープンキャンパスの申込みが始まっています。
お申込みはこちらのページからお願いいたします。

締切りは6月19日(水)23:59です。
みなさんのご参加をお待ちしています。

家賃補助が始まっています

山梨市キャンパスの第1期生が入学して約2ヶ月。駐車場や教室の設備が次々と整い、保育科の単科大学らしい明るい雰囲気がキャンパスに漂っています。

有賀美里さん(写真)は、「大学の授業は高校と全然違います。高校までは暗記が多かったけれど、保育のことは暗記すればいいというものではないので難しさがあります」と話し、仕事内容に直結する実学に精を出しているようです。

短大の学びを支えるのが生活環境です。本学では、自宅からの通学時間が最短の交通手段・経路を使用して概ね90分以上の学生に対する家賃補助制度が始まりました。

1年生の中には、実際に家賃補助制度を利用している学生がいます。
長野県に実家がある学生は、「いろいろと物件を見て、山梨市内で短大まで歩いて10分位のアパートに決めました。意外と広くてきれいです。料理などはこれまでしてこなかったので、まだ慣れませんが(笑)」とのこと。山梨市には手頃な物件が多いという話もあります。

山梨市周辺には大きな公園や温泉があります。桃源郷と呼ばれる素敵なエリアです。
 http://teikyo-gjc.ac.jp/campus/seasons-y.html

オープンキャンパスの際には、家賃補助制度の詳細についての説明があります。条件等の質問にも応じますので、遠方の方はお尋ねください。

家賃補助制度について
 http://teikyo-gjc.ac.jp/campus/rent.html

次回6/22のオープンキャンパスのお申込み
 http://teikyo-gjc.ac.jp/admission/open.html

今年初のオープンキャンパスでした

今年度初めてのオープンキャンパスが、5月25日に山梨市キャンパスで開かれました。

まずは3階の階段教室へ。石井副学長より、本学ではジェネリックスキル(コミュニケーション能力などの社会人として必要になる基礎力)を大切にしていることや、本学のアットホームな雰囲気を感じ取ってほしいといった挨拶がありました。

ウェルカムシアターでは、2年生が「キャベツのなかから」の手遊びを行いました。この手遊び歌を知っていて歌うことができる参加者もいたようです。

はらぺこあおむしを題材にしたエプロン型シアターも披露しました。
花輪美里さん(写真中央)は、見えない仕掛けで子どもたちをびっくりさせたいとの思いからこのエプロンを制作したそうです。見せ場はあおむしが蝶々になるラスト。エプロンの裏面をパッと裏返し、大きく表現します。
このエプロンは昨年、小淵沢町の文化祭出展作品に選ばれ、自分のアイディアが評価されたことで自信がついたそうです。
この日は会場の雰囲気を感じながら、落ち着いて発表できました。

オープンキャンパスの応援に集ったメンバーの紹介です。Tシャツ姿の在校生に加え、この春就職したばかりで忙しい最中の卒業生3名も駆けつけてくれました。

模擬授業の1つ目は、清水一毅先生による教育心理学でした。「心理学の不思議」と題して、心理学の導入部分に親しみます。

どこにフォーカスを当てるかにより、見えてくるものは異なります。スライドにはなんと書いてあるのでしょう?

保育の仕事の中で、子どもたちとどう関わるか、子どもたちがどんな風に発達するのかを知るヒントになるのが心理学です。高校生たちはメモを取りながら真剣に耳を傾けていました。

次の模擬授業は、三井先生による保育の表現技術(造形)です。テーマは「ミニうちわ型ペープサートを作ろう」。まず、在校生が手作りのペープサートで寸劇を披露します。

子どもたちに教えることを想定し、在校生がそれぞれ担当のテーブルについて指導する形で授業が進みました。

高校生たちは、4歳児の気持ちになって紙を切ったり絵を書いたりして、オリジナルの紙人形作りに取り組みました。

最後にもう一度、在校生がペープサート劇を行って締め括りました。準備してきた発表を終え、皆ホッとしたようないい笑顔ですね。

ティータイムは、参加者たちが在学生や卒業生に直接質問できる時間です。ペープサートやマリオネットなどのアイテムをどのように作ったのか、どう見せるかなどについて説明します。

1年生が入学前に作った折り紙の作り方の冊子も並んでいます。かわいらしくて子どもたちに喜ばれそうですね。

卒業生は、2年間の学生生活と職場での実体験を元に、高校生や保護者の方のさまざまな疑問に対し、親身になって積極的に答えていました。

希望者を募って行うキャンパスツアーでは、4階まである校舎の教室や施設を巡りました。

最後に、本学の特徴や就職、入試についてなどの説明と、個別相談会が行われました。

次回のオープンキャンパスは6月22日(土)です。次回の模擬授業は今回とはまた変わりますのでお楽しみに!

オープンキャンパスに来て学校の様子を見て入学を決めたという在校生もかなりいますので、検討中の方はぜひ足をお運びください。

オープンキャンパスのご案内(要予約)
 http://www.teikyo-gjc.ac.jp/admission/open.html

山梨日日新聞に掲載されました

5月18日(土)の山梨日日新聞「キャンパスほっとナビ」というコーナーに本学の案内が掲載されました。
学生の声として横森真子さんのインタビューも掲載されています。

インタビューを受けた横森真子さん(左) と、
インタビュー内で名前が上がった妹の真菜さん(右)

さんにちEye(山梨日日新聞電子版)からも閲覧できるようになっていますので、紙面を見逃した方はぜひご覧ください。
 ⇒https://www.sannichi.co.jp/HOT/