オープンキャンパスとAO入試

8月24日にオープンキャンパスが開かれ、多くの高校生やご家族が山梨市キャンパスに来校しました。
初めに石井副学長の挨拶があり、「教育は人格の触れ合い」として少人数制教育の魅力に触れ、「今日は先生や学生の様子をよく見ていってください」と呼びかけました。

恒例となっているウェルカムシアターでの手遊びは、一年生が担当しました。
練習の成果が出て、野菜のオブジェを使いながら笑顔で発表することができました。

続いて2年生がパネル型シアターを披露しました。3つの色の列車にいろいろな食べ物を乗せていくという食育につながるストーリーです。

声色を変えて役を演じ分ける場面も。過日幼稚園での長い実習をやり遂げた2年生たちは、ぐっと自信がついたのか堂々と楽しそうに発表していました。

また、この日のオープンキャンパスをサポートする在学生と卒業生の自己紹介もありました。就職して1年目の先輩、9年目の先輩も足を運んでいます。

模擬授業の一つ目は、田川先生による「保育の表現技術(音楽)」です。
「ごんべさんのあかちゃん」の歌の歌詞は簡単なので、まずはピアノに合わせて全員で歌ってみます。

歌詞に合った手振りを入れ、足踏みを入れ、徐々に難しくなります。

「クシュン!」と、くしゃみのポーズも挟みます!

高校生も立ち上がり、拍手や手振りを入れながら一緒に歌ってみました。

歌を通して楽しんでいるうちに、子どもたちは自然とリズム感や表現力が備わっていきます。ただし、保育者は感覚に頼り切るのではなく、基礎となる理論も知っておくことが必要。実際の授業ではさまざまなことが学べます。

もう一つの模擬授業は、五味先生の「自然観察」です。自然物に接し「五感」を使って感じることを意識します。

もみの葉を「もみもみ」すると、どんな香り? 書き出してみると、人によって感じ方がさまざまであることが分かります。

葉っぱと色鉛筆を使ってフロッタージュ(こすり出し)もしてみます。

在学生から「授業が終わってほしくない」という声が上がるほど、毎回人気が高い自然観察の授業。まずは大人が遊び方を知って夢中になり、感受性を高めていくことが大切です。

模擬授業の後は、在学生や卒業生に何でも質問できるティータイムです。

在学生は、自分の経験を踏まえていろいろな相談に乗っていました。
男性の卒業生に対し、男性ならではの質問をしている高校生もいました。

会場には「トントンずもう」など、いくつもの手作りの遊び道具が展示してあります。

こちらは食育のパネル型シアターの発表の関連で作ったというフェルト製のお弁当セット。作り始めると夢中になり、2時間ほどで完成させたそうです。

ティータイムのほか、就職や家賃補助についてなど大学全体の説明会や個別相談会、キャンパスツアーも行われ、参加者たちはそれぞれの関心に応じて参加していました。
また、午後には今期初めてのAO入試が行われました。

写真は、2年生15名ほどが授業で栽培し、先日収穫したじゃがいもです。おいしいと評判で、たくさん採れたので今回特別に参加者におすそ分けをしました。

次回のオープンキャンパスは9月14日で、今期の最後の回です。皆さまのお越しをお待ちしています!
http://teikyo-gjc.ac.jp/admission/open.html
なお、AO入試(2回目)も同日開催します。
http://teikyo-gjc.ac.jp/admission/admission.html

 

入試情報のページを更新しました

掲載情報を2点更新しました。

オープンキャンパス
8月24日(土)に開催する第4回オープンキャンパスのタイムスケジュールを掲載しました。
今回の模擬授業は「保育の表現技術(音楽)」と「自然観察」です。
また、高校生のみなさんが模擬授業を受けている間、保護者の方向けに説明会を行う予定です。

入試情報
出願書類のダウンロードの様式2の差し替えを行いました。
第二次AO入学試験以降の日程での出願を予定されている方は、最新の様式をご利用ください。

やまなしし子どもフェスティバルに参加しました

8月3日(土)、山梨市民会館にて「第20回やまなし子どもフェスティバル~“れいわ”夏まつり~」が開催され、本学の学生がボランティアで参加しました。

快晴のなか、700名近いちびっ子たちが集まりました。
学生たちは、消火器体験、わなげ、ヨーヨーすくい、おもちゃすくいの各コーナーでスタッフとして地域の子どもたちと楽しい時間を持ちました。

そのほかにも会場には盛りだくさんのブースが開設されていました。
消防自動車やパトカーの展示もあり、さらにヴァンくんも登場するなど、あちらこちらで来場者の笑顔がはじけていました。

学生たちにとって、地域の皆様と触れ合う貴重な体験となりました。
地域の皆様、関係者の皆様、ありがとうございました。

夏期休業期間中の事務取扱いについて

夏期休業に伴い、事務取扱い時間を短縮させていただきます。

【夏期休業期間】8月13日(火)~9月16日(月)
【事務取扱時間】9:00~16:00
【業務休止日】 土・日曜日、祝日、8月9日(金)~8月18日(日)

業務休止日は事務業務を一切停止いたします。
資料請求、お問い合わせ、各種証明書の受付・発行など、お急ぎのご用件のある方はご注意ください。

8月・9月オープンキャンパス申込み受付開始(8月分終了)

8月24日(土)、9月14日(土)に開催されるオープンキャンパスの申込み受付を開始しました。
⇒お申し込みはこちらから

ご希望の回にチェックを入れてお申し込みください。(回ごとに申込みの締切が異なりますのでご注意ください。)
もちろん両方とも参加したいという方も大歓迎です。

みなさまのご参加をお待ちしております。

2019-08-23追記
8月分の申込みは締め切りました。
たくさんのお申し込みをありがとうございました。

9月分は引き続き受け付けております。

授業でマリオネットの装置製作

1年生の選択授業には、マリオネット(あやつり人形)を作って子ども向けの劇の発表を目指すクラスもあります。

全員でシンデレラの舞台に取り組んでおり、7人の登場人物を紙粘土で作っています。三井先生が造形をわかりやすく教えてくれると、学生たちは楽しみながら和気あいあいと製作しています。

「人形作りをやってみたかった」とこの授業を選択した望月愛美さん(写真手前)は、王子様の人形作りを担当。思ったより難しく、平面的になっていたところ、先生に凹凸を出すように教えてもらったそうです。男性の顔なので四角ばった感じを意識します。

顔や胴体、手足を作り終わったら、洋服作りも待っています。子どもたちに喜んでもらえるように動かせるでしょうか?

舞台の背景も自分たちで製作します。木々が立ち並ぶ森のほか、シンデレラの部屋、舞踏会のシーンで使うお城のホールも描きます。

下絵から担当している神田咲蘭さん。元々絵が好きで、インターネットで探した絵柄が気に入ってできるだけそのままの形を描きたいと思ったそうです。

お城のきらびやかな感じを出そうと、金色や華やかな赤、青など思い思いの色を使って着色します。筆の柄の部分も使って、細かい部分に取り組んでいました。

今年の11月の学園祭は、初の山梨市キャンパスでの開催を予定しています。学園祭でのマリオネット劇の発表に向け、もうひと頑張りですね!

授業でパネル型シアターの発表準備

1年生の選択授業でパネル型シアターの準備が行われています。 4歳児に向けて披露することを想定し、グループに分かれて題材を選んでいます。

このグループは「桃太郎」の昔話です。パネルに貼り付けることができる専用紙に絵の具を塗って切り取り、すべて自分たちでパーツを完成させました。

この日は、発表の際に誰がどの役を行うのかを決めました。各登場人物のセリフを言うだけでなく、キャラクターを動かす役やナレーターも必要です。5名で発表するので、1人で何役もこなす場合があります。

子どもたちに人気のアニメを題材にしたチームもあります。絵を描くことが好きでこの授業を選択した人もおり、とてもうまく作ることができました。

クイズ形式の展開になっているのが面白いところ。台本を自分用に書き写し、自分が読む部分を赤字にするといった工夫をして練習していました。

こちらは「赤ずきんちゃん」のグループです。子どもたちが知っていそうな童話で、ストーリーの展開にのめり込んでもらいたいと考えました。

小林ななかさん(写真中央)は、高校生の時にオープンキャンパスに参加し、先輩たちが楽しそうにパネル型シアターを披露している姿が印象に残っていたため、この授業を選択したそうです。 ナレーターを担当することになり、「聞くのは子どもたちなので、ゆっくりしたペースを意識したいです」と話していました。

これから練習を繰り返して、授業の中で発表し、お互いにどう感じたかを指摘し合って、子どもたちの前での発表に向けて技術を磨きます。  

卒業生も頑張っています

オープンキャンパスでは、学校の様子を伝えるために一部の在学生が参加者を迎えますが、毎回卒業生も何名か足を運んでくれます。

そのひとり、穂苅翼さん(写真左)は甲府市の保育園に勤務して2年目。現在未満児のクラスを担当されています。1年目は子どもたちとの信頼関係を築くのに苦労したそうですが、今年は持ち上がりの子どもも多く、とても楽しいと感じているようです。

先日、仕事中の自分と普段の自分がだいぶ違うことに気づいたとか。子どもたちを前にすると歌うときに高い声が出るのに、普段は出ないのだそうです。それだけ懸命に子どもたちに向かっているのでしょうね。顔つきや表情も、心なしか保育士らしく柔和で頼もしい感じに変わっているようです!

男性の人数も多い職場なので、女性と男性の先生の視点の違いをお互い生かしながら仕事ができるのがいいそうです。

大学時代に頑張った実習や、先生方が親身になっていろいろと教えてくれたことが今現場で役立っていると話していました。

同じく甲府市内の保育園に勤務している小俣つかささんは、「読み聞かせは絵本に書いてある言葉がすべてではなく、子どもの年齢に応じた内容で語りかけるといいと思います」と実践的なアドバイスをしていました。

大学では基礎から応用まで学ぶことができて、実践できるパフォーマンスをたくさん身につけられたので、とても良い学校だったと感じているそうです。

小俣さんと同じく今年の3月に卒業した志村夏海さん(写真左)は、グループ大学の帝京科学大に編入学されました。
教育人間科学部の3年生として引き続き保育を学んでいますが、1年生や2年生と一緒に授業を受けることもあり、動物やロボットを取り入れて園児に接する機会を得るなど、本学とはまた違った体験をしているようです。

本学の模擬保育室で、動植物の説明や遊び方などを授業でまとめた展示を見つけ、「散歩のときなどに、子どもに「これ何?」と聞かれて困ることがあるので、身近な動植物のことを知っておくことは重要です。こうして植物を使った遊び方まで分かるとさらに発展しそう。すごくいい授業ですね!」と話していました。