卒業生のお仕事拝見

笛吹市立石和第三保育所に勤務している先輩方に、保育の仕事についてお話を伺いました。石和第三保育所は、ワクワクがいっぱい、子ども達の笑顔が輝く保育園です。

深澤春奈先生は、保育士として働いて10年目。現在1歳児を担当されています。
泣いている子がどうしたら安心して過ごすことができるかを考えたり、トイレトレーニングや会話が少しずつできるようになったりする様子を目の当たりにできることが一番楽しいそうです。

大学生の頃は、子どもと関わることにそれほど慣れていなかったそうですが、授業でパネルシアターやエプロンシアターを作って皆の前で発表したことが力になったとのとです。

今目標にしているのは、子どもたちが常に安心して過ごせる環境を作るとともに、お母さんたちの気持ちにも寄り添うということ。深澤先生自身、近年出産を経験し、母親として子育ての難しさを実感したのだそうです。


「保育士なので、子育てはお手の物と思われがちですが、保育士は何人もの先生と一緒に相談しながら子どもを見るのに対して、母親と自分の子は基本的に一対一の関係。感覚が違います。母親は意外と相談できる人を求めていることが多いと気付きました」。経験から得た感覚を生かし、保護者の方一人ひとりに対する関わり方をさらに試行錯誤していきたいと話していました。

勤続11年目の日原照紀先生は、2歳児を担当。子どもたちと一緒に過ごし、音楽活動などが少しずつ形になっていくのを共に喜ぶことが楽しいそうです。

苦労したことといえば、ピアノ演奏。大学でも練習したそうですが、小さな子どもたちが歌うのに合わせて弾くには場数が必要かもしれないとのこと。
「ほかに学生のうちから意識していたほうがいいのは、正しい言葉遣いときれいな字を書くこと。子どもはすぐに先生の言葉を真似します。また、連絡帳は保護者の方にとってわかりやすい字で書く必要があります」。

たまに男性の先生に苦手意識がある子もいるそうですが、その子が好きなことをして遊んだりしているうちに慣れてくるとのことです。


コミュニケーションが大切なのは、保護者の方に対しても同じ。自分が思っているよりももっと大きな声で、明るく挨拶するくらいがちょうどいいのかもしれません。雑談も必要で、例えばお箸の持ち方といったお母さん方が気にしていることをちょっとした会話の中で知ることもあるそうです。その時に必要なことを伝えるられるよう、知識も大切です。

同じ保育園の先生とご結婚され、お子さんもいらっしゃる日原先生。「保育士の給与面で心配している学生さんもいるようですが、ちゃんと生活していけるので大丈夫です。国も優遇する方向にあります。保育士は、子どもと関わり子どもの成長を実感できる楽しい仕事。やはり楽しい仕事を選ぶのがいいと思います」と笑顔で話してくれました。