接遇マナー講習を受けました

学生全員を対象にした接遇マナー講習が9月28日に行われました。

講師は企業、学校等のさまざま場で接遇について教えておられる淡路実春先生です。この日は、主に保育所や幼稚園での子どもや保護者の方に対する接遇について学びます。

まず、第一印象としての服装や髪型への配慮は大切。「清潔」と「清潔感」の違いとは何でしょうか? 例えば洗濯をしてある服は「清潔」ですが、アイロンがかかっていない服は「清潔感」に欠けるかもしれません。

挨拶はできるだけ相手より先に、明るく大きな声で。相手の目を見ていないと、挨拶をしていないのと同じようにないがしろにされた感覚を起こさせる場合があります。

子どもに対しては、親しみやすい言葉での語りかけが有効です。年齢による理解力が大きく異なるため、伝わっていないと感じたら文節を区切ってゆっくりと話します。しゃがむなどして子どもと目線を同じにすれば、すっと心に伝わる場合があるようです。

また、自分が話す以上に相手の話を聞くことは大切です。耳へんに十四の心を持つという漢字の「聴く」のような意識で、相手が何を言いたいのかに耳を傾ける必要があります。

保護者の方にはどんな言葉で伝えるのがいいか、実際の状況を考えながら各自考えました。

言葉だけでなく、心を込めて応対することや、誰に対しても平等に接することの重要性についても学びました。

実体験を交えた講義が終わり、学生たちは学んだことをそれぞれの言葉でまとめていました。

受講後の感想を聞くと、「まず心をニュートラルにして相手を見ること」「アクセルを踏まなければブレーキも踏めない」といった相手への寄り添い方についての話が特に心に残ったということです。