4.jpgもみじについて

 

@    もみじについて

一般に落葉樹のものが有名であり、に一斉に紅葉する様は観光の対象ともされる。カエデ科の数種を特にモミジと呼ぶことが多いが、実際に紅葉が鮮やかな木の代表種である。狭義には、赤色に変わるのを「紅葉(こうよう)」、黄色に変わるのを「黄葉(こうよう、おうよう)」、褐色に変わるのを「褐葉(かつよう)」と呼ぶが、これらを厳密に区別するのが困難な場合も多く、いずれも「紅葉」として扱われることが多い。また、同じ種類の木でも、生育条件や個体差によって、赤くなったり黄色くなったりすることがある。葉が何のために色づくのかについては、その理由は諸説あり、いまだ明らかになっていない。

なお、常緑樹も紅葉するものがあるが、緑のと一緒の時期であったり、時期がそろわなかったりするため、目立たない。ホルトノキは、常に少数の葉が赤く色づくのが見分けの目安になっている。また、になると低木の葉も紅葉し、それらを総称して「草紅葉(くさもみじ)」ということがある。

日本における紅葉は、9頃から北海道大雪山を手始めに始まり、徐々に南下する。紅葉の見頃の推移を桜前線と対比して「紅葉前線」と呼ぶ。紅葉が始まってから完了するまでは約1か月かかる。見頃は開始後2025日程度で、時期は北海道と東北地方10関東から九州では11から12初め頃まで。ただし、山間部や内陸では朝晩の冷え込みが起こりやすいために、通常これより早い。

A    紅葉する植物

B   紅葉:カエデ科イロハモミジハウチワカエデ)・ニシキギ科ニシキギツリバナ)・ウルシ科ツタウルシヤマウルシヌルデ)・ツツジ科ヤマツツジレンゲツツジドウダンツツジ)・ブドウ科ツタヤマブドウ)・バラ科ヤマザクラウワミズザクラカリンナナカマド)・スイカズラ科ミヤマガマズミカンボク)・ウコギ科タラノキ)・ミズキ科ミズキ

C   黄葉:イチョウ科イチョウ)・カバノキ科シラカンバ)・ヤナギ科(ヤナギ、ポプラドロノキ)・ニレ科ハルニレ)・カエデ科(イタヤカエデ)・ニシキギ科(ツルウメモドキ)・ユキノシタ科ノリウツギゴトウヅル

D   褐葉:ブナ科ブナミズナラカシワ)・スギ科(スギメタセコイヤ)・ニレ科(ケヤキ)・トチノキ科トチノキ)・ズズカケノキスズカケノキ