この写真は、ホンシュウジカ(ニホンジカ)フンです。シカ(鹿)とは哺乳類 鯨偶蹄目(クジラ偶蹄目)
シカ科に属する動物の総称である。ニホンジカ、トナカイ、ヘラジカなどが属しており、約16属36種が世界中の森林に生息している。ニホンジカ(日本鹿、学名:Cervus nippon)とはアムールからベトナムに及ぶ東アジア沿岸部及び日本列島に分布するシカの一種。日本では北海道から九州、その他の島々に広く棲息し、日本人にとってなじみ深い大型哺乳類である。和名に「ニホン」とついているが日本固有種ではない。 分布 [編集] 日本、朝鮮半島、中国、台湾、ベトナム、ロシア沿海州に分布する。アゼルバイジャン、アメリカ、アルメニア、イギリス、ウクライナ、オーストリア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ニュージーランド、フィンランド、フランス、ポーランド、リトアニア、ロシア、そして日本のいくつかの島々に移入分布する。 形態 [編集] 頭胴長110-170cm、尾長8-20cm。全身は茶色だが、尻の毛は白く縁が黒い。夏には胴体に白点が出現し、冬になるとほぼなくなる。オスは枝分かれした角を持ち、春先になると落下し新たな角に生え換わる。 生態 [編集] 森林や草原などに生息し、主に薄明薄暮性だが狩猟期には夜行性となる。植物食で、草や木の葉、ササ、果実などを採食し、餌の乏しい冬季には樹皮も食べる。交尾期は9-11月で、オスは「フィー」と聞こえる鳴き声を発し求愛を行う。メスは交尾後、5-7月に1頭の子を産み、子は生後2年で性成熟する。 名称の由来[編集]
シカを意味する日本語には、現在一般に使われる「しか」のほかに、「か」、「かのしし」、「しし」などがある。地名などの当て字や、「鹿の子(かのこ)」「牝鹿(めか)」などの語に残るように、古くは「か」の一音でシカを意味していた。一方、古くからの日本語で肉を意味する語に「しし」(肉、宍)があり、この語はまた「肉になる(狩猟の対象となる)動物」の意味でも用いられたが、具体的にはそれは、おもに「か」=シカや「ゐ」=イノシシのことであった。
後に「か」「ゐ」といった単音語は廃れ、これらを指す場合には「しし」を添えて「かのしし」「ゐのしし」と呼ぶようになったが、「かのしし」の方は廃語となって現在に至っている。
さらに、「鹿威し(ししおどし)」「鹿踊り(ししおどり)」にあるように、おそらくある時期以降、「しし」のみでシカを指す用法が存在している。こうした一方で、「しか」という語も万葉集の時代から存在した。語源については定説がないが、「か」音は前述の「か」に求めるのが一般的である。一説に「せか」(「せ」(兄、夫)+「か」)の転訛と考え、もと「雄鹿」の意味であったとも、また、「しし」+「か」の変化したものかともいう。