救急救命法を学びました

9月12日・13日に、小児や幼児を中心とした救急患者に対する救命講習が開かれました。

消防隊員の出動理由には、火災や救助のほか、急病人の救急活動があります。山梨県の峡北地域では、昨年の出動件数4408件のうち、122人が心肺停止患者だったそうです。


119番通報をしてから救急車が到着するまでには、全国平均で9分ほどかかるそうです。救急車が到着するまでの間に素早く処置をすれば、心停止患者が社会復帰できる確率が高まります。

倒れている人がいたら、周囲の安全を確認して、倒れている人に意識があるかを確認します。周囲に助けを求めて119番通報し、呼吸をしているかを確認します。

普段通りの呼吸をしていなければ、直ちに胸骨圧迫を開始します。

人工呼吸の際には、気道を確保する必要があります。

鼻をつまんで息を吹き込みます。30回の胸骨圧迫と2回の人工呼吸のサイクルを繰り返します。

人形を使って全員が練習を行いました。結構疲れる、という感想が多いようです。

体が小さい1歳未満の小児に対する人工呼吸の練習もしました。

AED(自動体外式除細動器)は、心室の細動を起こしている患者の心臓に電気ショックを与えて、機能を回復させるために用います。電気ショックを与える必要があるかは、AEDの機械が判断してくれます。

AEDのパッドを貼って、使い方を学びました。丹沢季子さん(写真右)は、この講習をとりわけ思い入れを持って受講したそうです。なぜならバイト先で救急車を呼ぶような状況に遭遇したことがあるためです。もしも今度何かあったら、今回学んだことはできると思う、と話していました。

最後に、止血方法や、口や喉に詰まった異物の除去方法を教わりました。
万が一の場面では、勇気を持って素早く行動をすることが大事であるようです。

NEAL資格取得講座が行われました

9月10日・11日に1年生を対象にNEAL資格取得講座が開かれました。

NEAL (NATURE EXPERIENCE ACTIVIY LEADER) 資格は、自然体験活動の普及や振興に貢献する役割を担う指導者となるための資格です。(→自然体験活動指導者 )

10日は屋外でピザ作りを行いましたが、11日の授業は体育館でスタートしました。
体験には「直接体験」と「間接体験」があるとのこと。
このようにじゃんけんをしてグループを作る遊びや自然の中での体験は「直接体験」に当たります。一方で、ネットやテレビなどを見ることは「間接体験」に当たるそうです。
直接体験での多様な動き、多様な刺激が大事であること、特に4〜6歳頃に脳や神経系が著しく発達するため、その時期の刺激はとても重要であることを学びました。
自然体験活動をすると、どんな効果があるかを全員で考えます。
ふせんに書き出してみると、さまざまな意見が出てきました。
同じような意見はひとまとめにして整理していきます。
まとめたグループに”見出し”をつけるとすると?
班ごとの個性がうかがえる一覧が出来上がりました。
その後、自然散策を行いました。植物の名前や植生の変化などを先生に教えてもらいながら進みます。
例えば、このオオキンケイギクという黄色い花はアメリカ原産の特定外来生物で繁殖力が大変強く、現在では栽培や運搬が禁止されているそうです。
小淵沢町の八反歩堰(はったんぶせき)周辺の道。江戸時代に作られた用水路の仕組みも見られます。
曇りのため山々の姿は少し隠れていましたが、棚田に実った稲や、蕎麦畑一面に広がる白い花の景色などが素敵でした。
最後に、毎日2200トンの清水が湧き出ている大滝湧水へ。水温は年間を通じて11〜12℃だそうです。湧水は本当に美味しいです!
散策を終えて短大へ。最後に筆記試験があります。
子どもたちに自然の素晴らしさを伝えられる日が楽しみですね。